ゆるふわ道を笑って歩け

愉快な仲間たちとのゆるふわな日常。

ブルベ

別れの福井600km 〜日本三景天橋立、城崎温泉街で浴衣姿のカップル、ファミリーの間を駆け抜けろ!〜 

どうも〜、つのだです!

 

今回はBRM912近畿600km福井 福知山城に参加してきました!

制限時間は40時間 600kmのブルベです!




【受付】

2020年9月12日(土)の3:30 つのだとりょうちんはというと、福井駅にいた。

スタートは福井駅西口にあるパピリン周辺だ。

ランドヌールが続々と集まってくる。

 

スタッフさんがいる受付で記入済みの参加申込書と交換でブルベカードを受け取る。

参加申込書 ←オダックス近畿だとこのフォーマットです。これを印刷、記入してブルベ当日に持っていく。

BRM ブルベってなに?という方はこちらをクリック!

 

 

コース(概要) 福井市~敦賀市~舞鶴市~丹後半島~豊岡市~福知山市~高島市~長浜市~越前市~福井市

今回は通常、車検時に行う装備のチェックはセルフチェックで行われた。主催クラブごとで多少異なる可能性があるかもしれないが、600kmブルベの装備チェックはヘルメット、ベル、ヘルメット尾灯、前照灯×2、反射ベスト、尾灯が必要だ。

 

前照灯に関しては充電が不十分、ライトの故障、紛失、いろんなハプニングが予想される為、余裕をもって3個以上装着することをオススメする。

 


今回は雨により、当初予定されていたルートの走行が危険と判断されたので福井県小浜市を経由して滋賀県高島市に抜ける迂回ルートに変更になった。これで京都府の佐々里峠と府道110号峠を通過しなくなったから獲得標高が500m分?(もっと多いかも)は減って難易度が下がった。

 

迂回ルートの詳細を含むコース説明がされた。

 

 

【START】

偶然居合わせた つのだ、りょうちん、しかさん、しゅんじさんの4人で走り出した。

 

ちなみに今回は60人が出走したらしい。変態自転車乗りでいっぱいだw

季節にもよるが、600kmブルベとなるとルート上のどこかで一回は雨に降られると思っていた方がいい。

それくらい高確率で雨が降るぞ。

 

国道8号線を南下、スタートから40kmちょっと走った頃だろうか、

敦賀へ向かう長〜い坂の入り口にオダックス近畿の旗を見つけた!!

 

シークレットポイントだ!今回のブルベの主催者である小西さんが待っていた。

 

※シークレットポイントとは予告なしに設置される通過チェックのことだ。事前に決められたコース上をきちんと走っているかどうかの抜き打ちテストだと思っておけばいい。エントリー番号と名前の確認された。

 

いまは最後尾から数えて5番目くらいだろうか。

シークレットポイントを後にして4人は長い坂を登り始める。

 

途中で坂を辛そうに登る1人のランドヌールに出会った。

どうやら機材トラブルが原因で脚が終わってしまったらしく敦賀でDNFするらしい。

600kmもあると、どんなハプニングが起こるか分からない。

 

装備を増やせば増やすほど、ハプニングの種が増えるので軽量化と利便性のバランスの見極めが難しいところである。




長い坂を登り切ると古いトンネルがあった。

昔は鉄道が走っていたようだ。

 

 


トンネルを抜けて、右側を見ると木々の間から日本海が見えた。

こういった美しい風景に出会えるのがブルベの良さかもしれない。

 

何度も現れる古いトンネルを抜け、

長いダウンヒルを終えると敦賀に出た。

 

 


銀河鉄道のエーテル?銀河鉄道999のメーテルの像がある。

作者の出身地なのだろうか?

気になった方はこちらにどうぞ↓

 

 

ここからの道のりはりょうちんと過去にオーバーナイトライドで走ったことがある。

関峠を越えた後にしばらく道なりに走っていると信号を右折して知らないルートに入った。

 

三方五胡のエリアまで来た。

ん?左折して民家が立ち並ぶ道に入った。小さな橋を渡る。

あれ!? まさかのミスコース!正解は橋を渡らずに小道に入る だった(キューシートに書いてある)

BRM912福井600kmのキューシート

 

来た道を戻り右折。川沿いの小道に入ると、そこにはいきなり激坂が待ち受けていた。

濡れた路面に砂と苔、散乱した木の枝。「小西さーーーーん!ああああアアアアアアアアアァァァッ!!」

タイヤが空転した。生きた心地がしない。

 

 

道幅の狭い激坂を抜けて橋を渡り坂を下ると

見渡す限りに広がった湖に出た。

 

絶景サプライズ。小西さん、ありがとうございます!

 

湖の周りを車一台がなんとか通れるような幅の湖畔道が走っている。ハンドル操作をミスったら湖にドボチョンしてしまいそうだ。

 

 

湖を抜けて激坂を登って下ると再び日本海に出た。

今回のコースの前半は海沿いの道を走ることが多い。

 

 

 

アップダウンとトンネルの繰り返し、潮風の匂いを楽しんでいるとあっという間に小浜についた。

 

 

 

【PC1 121.9km ファミリーマート小浜千種店】

CLOSEは12:08

約2時間半の貯金がある。いいペースだ。


PC1は121.9km地点にあるファミリーマート小浜千種店だ。

 

もう十分ロングライドしたやんかw ここがPC1という事実に笑ってしまう。

600km走る気持ちで走る120kmは意外と近く感じる(いや、なに言ってんの?とか思わないでw 走ってると本当にそういう感覚になるから!)

 

 

ここまででアクションカムのバッテリーを1つ使い切ってしまった。

動画撮りすぎだなw

 

15分で再出発すると決めていたから、コンビニで素早く商品を買って出る。

買ったのは900mlのポカリと天然ミネラル麦茶600ml、 それに焼きたらこマヨネーズのおにぎりだ。

 

ボトルに補給したら、アクションカムのバッテリーを変える。

防水ケースに入れているからバッテリー交換に時間がかかる。

 

結局、座ることはなく、フードポーチに入れておいた塩にぎりを無理やり口に詰め込み(どんぐりで両頬が膨らませたリスのようだ。え?そんな可愛いもんじゃない? 知ってるw)

颯爽と自転車に跨った。

 

 

140km地点を超えたあたりだろうか。徐々にりょうちんがトレインから離れるようになった。

脚が売り切れているらしい。こんな辛そうなりょうちんを見るのは初めてだ。

 

気温は30度を超えている。疲労を感じ始めた。なんでこんな辛い思いをして走っているのか

目的を失いかけ始めていた頃だ。そろそろ休もう。

話し合った結果、152km地点にあるミニストップに寄ることになった。

 

2Lの水を買って豪快に頭から被る。生き返ったぞーー!!

 

 

ショクヨクが止まらない。

 

次はPC2 210km地点のにしがき養老店だ。

まだ60kmあるw 頑張ろ!

 

200kmを超えたあたりで天橋立に辿り着いた。

観光客でいっぱいだ。

 

 

 

天橋立

日本三景とされている特別名勝の1つなんだって!
幅は約20~170m・全長約3.6kmの砂洲に約5000本もの松が茂っている珍しい地形が特徴的!
その形が、天に架かる橋のように見えることから『天橋立』の名が付いたそうな。

なんと天橋立を自転車で通れちゃうんです!
郵便配達のおっちゃんも走ってたよw 毎日の配送ルートなのかな?

 

ビキニのお姉さんが海沿いではしゃいでる!疲れた身体にこうかはばつぐんだ!(なにが?)

もう思い残すことはない。

 

海の上に続く松の道を抜け、数km走ると地元のスーパーのようなところに辿り着いた。

これがにしがき養老店か!!

 

【PC2 210.1km にしがき養老店】

CLOSEは18:00

約3時間の貯金だ。安心してちょっと長めの休憩が取れる。

安くて地元の人々に愛されているスーパーって感じ。

商品数が多いし、ちょっと安い。

 

寿司8貫と綾鷹2Lを買って店外のアスファルトに座り込み、寿司を口に流し込んでいく。

うんまっ!日本海側に来て生魚を食わずしてどうする!?と思っていたから

ここで寿司が食べられてよかった。

 

25分休憩を取って、再び前に進み始めた。

 

 

つのだとりょうちんのペースがかなり落ちてきたからしかさんとはここでお別れ。
長い間、風から守ってくれてありがとうございます!

 

 


今回のルートで最も辛かったのはこの激坂かもしれない
街灯がなく暗闇に包まれる。5km/hくらいで蛇行運転してゆるゆる登ってた。

 

 【PC3 286.8km ファミリーマート城崎湯島店】

CLOSEは23:08

約3時間の貯金。疲れたな。少し休もう。

 


りょうちんが辛そうだ。

地面に座り込んで動かない。

カフェイン剤の効果が裏目に出ているのか眠くはないけど、気持ち悪くて固形物を食べたくない状態らしい。

 


同い年のランドヌールJuneに会った。走行ペースが似てるからブルベ中によく会うw

 


りょうちんはDNFするかどうか迷っていたが回復を祈ってとりあえず前に進むことにした。

 

温泉街を抜けよう。あれ?ミスルートをして来た道を戻ろうとする。その時だった。

ギアが重い状態で小回りしたりょうちんがギアのある右側を下にして落車!!!

 

膝からは血が出ていた。踏んだり蹴ったりだな。悪い状況が重なって珍しく苛立っているように見えた。

自転車へのダメージはハンドルが曲がった程度で済んだ。これはすぐに戻せる。

 

 

再び走り出した2人だったが、遂にその時が来てしまった。




 

りょうちん「DNFするわ。」

 

300kmを目前にして雨が降ってきた。

別れの雨が降り注ぐ。

 

おれは絶対完走する。

かつて600kmブルベの最中に不調で二度別れを切り出した記憶が蘇ってきた。

今回は逆の立場だ。

 

あの時、りょうちんは力強く前だけを見て進んでいった。

ブルベは自己完結が基本だ。どうか達者で。

りょうちんを残し、雨ざらしになりながらつのだは加速していった。

 

 


300km地点に仮設トイレがあった。

カッパを着ようと思ったが、通り雨だったらしい。

 

雨雲レーダーを見るとこのあと2時間は雨が降りそうにない。

 

平坦基調の道のりになったこともあり27~30km/h巡航でどんどん距離を稼いでいった。

宿まで残り50km。ゆっくり走って雨天走行の時間を長くするより、体力を削ってでも早く宿について30分でも長く寝る方が

2日目のパフォーマンスが上がると思ったからだ。

 

 

 

残り10km 雨が強くなってきた。

 

【PC4 347.8km セブンイレブン福知山荒河東店】

CLOSEは03:12

貯金は3時間ちょっとだ。もうちょっと稼いでおきたかった。

 

CLOSEは3:12 コンビニに着くと5人くらいのランドヌールがいた。

なぜここで長居しているんだろう?

 

もしかして…この付近に宿を取っていないか野外の仮眠だけでこの600kmを乗り切るつもりなのだろうか。

 

水2Lと朝飯の大盛り冷やし中華を買い、急いで店を出た。

雨で身体が冷やされた。一刻も早く宿に辿り着きたい。

 

今晩の宿は2km先のラブホテルだ。

ビジネスホテルのようにチェックイン時間を気にしなくてもいいし、アメニティが揃っていてベッドや風呂がでかい。

身体を休めるにはぴったりだ。

 

しかし、下調べが甘かった。このラブホテルの位置はコンビニから標高が30mくらい高いところだった。

買い物袋を肩に担ぎ、片手運転で雨の中ヒルクライムしている自分。ルート上に宿が取ればこんな苦労をしなくてもよかったのにw

 

350km走った後のこの2kmはかなり遠く感じた。

0:15 宿到着。今回は自転車の持ち込みが不可だった為、駐車スペースに自転車を置く。

貴重品。充電器。着替え。などを両手と胸に抱え、チェックイン!

急いでシャワーを浴びた。シャンプーの甘い香りが心地よくて眠気を誘う。

インナーを洗いたかったがタオルに挟んで踏んでも4:30の出発時までに乾かないと判断したのでそのままに。

 

0:56 就寝。キングサイズのベッドが広い。

りょうちんがDNFしてなかったら、今ごろ隣に寝ていたんだよな。。。(ホモォ)

今回はベッドを独り占めだぜ! いええええええええェェェい!!





3:48 起床。顔を洗い、歯を磨いてマウスウォッシュして、大盛冷やし中華にガッつく。

カフェインやBCAAなどが配合されたメダリストの粉末を水に溶かしてカフェイン剤二錠と一緒に飲む。

このパイン味苦手な味だ。まっず。良薬は口に苦しって言うから我慢する。

 

 

4:30 出発。外はまだ暗いな。1.5時間分の借金を背負って二日目のスタートだ。

 

小雨だ。カッパは必要なさそう。

坂を下って2km離れたコース離脱地点に戻り

福知山駅前を通過する。他のランドヌールの姿はない。

 

 

グロスで14.3km/hしかないが、どうしてもタイトル回収はしておきたくて福知山城と愛車をパシャり!

 

いや、ブレブレやんw  3回くらい撮り直したけど綺麗に撮れない。もうええわw

 

あまり悠長に寄り道している暇はないから急いでコースに戻って先を急いだ。

 

 

補給をせずに50km走っただろうか。

途中で夜明けを迎えたが、写真を撮るのを忘れるくらいには真剣に走っていた。

 

最後の20kmくらいは登坂成分多めで地味にキツかった。

ペースアップしているが、いまだに他のランドヌールに遭遇しないので焦燥感が増していく。

 

会計時に可愛いコンビニ店員さんに対して、反射ベストを着た自転車乗りが何分前に来たか聞いてみたが、「いま入ったばっかなので分からないです〜」と言われた。かわいい。

それもそうか。まだ朝の6時過ぎだもんな。

かわいい。かわいい。

 

貴重な情報は手に入らなかったが、元気が出たからヨシッとする!

 

寝起きでカフェイン剤を2錠飲んだせいだろうか。眠気は吹っ飛んだが、 胃が荒れている?のか固形物が食べられなくなっていた。

朝に300mg摂取しただけだから、原因は他にありそうだ。(もしかして!もしかすると…寝起き5分後に食べた大盛冷やし中華!?)

 

カフェインは摂取しすぎると、胃液、胃酸も必要以上に分泌されてしまって、吐き気を起こす原因になるケースがあるんだとか。
交感神経が乱れて体内器官の働きが不安定になることで体調不良を起こすケースがあるらしい。

 

 

この旅もあと3分の1で終わる。

と、いっても残り200kmあるんだから400km走った身体では果てしなく遠く感じるけどなw

 

全身に疲れを感じ始めた頃、ふと顔を上げると反射ベストを着た自転車乗りが200m先にいるではないか!!

 

嬉しくて全力でペダルを回す。70km走ってようやく1人捕まえた!

 

横から挨拶をして顔を見ると、あれ!?

なんとsasaさんだった!

 

 

sasaさんのランドナーの重量は20kg弱あるだろうか。

後輪のスポークの36本中5本目が今まさに折れようとしているらしい。

それでも前に進もうとするsasaさんは強い!!さすが鋼鉄の尻を持つPBP finisherである。

 

片道交互通行の赤信号でしばらく談笑して

青信号になったら、別れを告げて各自のペースでまた走り出した。

 

ブルベはすべて、自己責任、自己完結だからね。

 

 

これで正真正銘の最後尾になったつのだ!

果たして、次のPC5のCLOSEタイムに間に合うのか!?

 

 

ここの峠が長かった。

6kmくらいの峠で終盤は10%前後の勾配が続いてたかな?

 

 

これからダウンヒル!

遅れを取り戻すにはここでペースを上げるしかない!

 

しかし、例年の雪のせいか福井の路面は

劣化が激しく凸凹した部分が沢山ある。

 

正確に道を選びながらも、できるだけ速く降る。

 

しばらくすると斜度が-1%くらいになってきたから30km/hくらいで淡々とペダルを回した。

 

 

遂にブルベペースの15.0km/hまで回復したぞ!

しゃあああああああ! 一安心である。

 

だか、パンクなどのハプニングが起こったら

またブルベペースを下回ってしまうから、もっと時間に余裕が欲しい。

 

 

福井の小浜だ。小雨がまた降ってきた。

Lチキがうめえ。肉を喰いたいと思えるようになったから、胃腸は回復しているだろう。

 

 

やっと滋賀だ!嬉しくてトンネルを勢いよく抜けると、2kmちょっとの登坂が待っていた。

こんな欲しくないサプライズプレゼントは久しぶりだ。苦しいいいいい。





峠を登り切って下ると琵琶湖の沿岸道路に出た。ここから通過チェックまでの10km弱は往復区間になっている。

 

しばらく走っていると、反対車線に続々とランドヌールが現れた。

いまも同胞が同じゴールを目指して走っている事実が確認できると、安心感がどっと湧いてきた。

 

反対車線にまたランドヌールが現れた。あれは…しかさんだ!!

しかさんとは15km離れていたので休憩も加味すると、1時間差。

 

その後に反対車線に現れたしゅんじさんとは50分差といったところだろうか。

 

なんとか追いつきたい。

 

 

【通過チェック 道の駅しんあさひ】

ここはCLOSEタイムが設けられていない。

スタンプ or クイズ回答をする。

 

スタンプを見つけたからブルベカードに勢いよく押した。

 

 

Cafeで近江牛のローストビーフ丼を食べたいがそんな時間の余裕はどこにもない。

 

何を隠そう、この私が最後尾だからだ!!

絶体絶命(`・∀・´)ドヤッ

 

琵琶湖を眺めながらのんびり走る。

 

 

 

【PC5  521.5km セブンイレブン木之本インター口店】

CLOSEは14:48

 

やっと着いた!!

この後に栃の木峠を登るというのに貯金が1時間しかないぞ!!焦る。

 

コンビニにはランドヌールが3人ほどいた。

見覚えのあるランドヌールがいる!

 

しゅんじさんキターーーー!!

 

水分補給だけし到着10分後に再出発した。しゅんじさんに誘われたから一緒に走ることにした。

しゅんじさんと一緒にゴールを目指す。それだけでこんなに心強いなんて。

 

向かい風に負けない。2人の20km/hローテが始まる。次第に勾配が上がってきた。

 

しゅんじさんのペースは落ちない。

時折ダンシングを交えながら、なんとかピッタリついていく。が!

 

あかーん!勾配が上がっても速度が落ちない!!

しゅんじさん先行ってくださーーーい!

この登坂速度だとつのだにはオーバーペースである。

 

平気そうな顔をしてしゅんじさんは

ぐんぐんと坂を登っていく。

 

速えええええ((((;゚Д゚)))))))

あれは500km走った人の登坂速度じゃないw

 

へたれランドヌールのつのだは

すぐさま守りに走った。





その後、他のランドヌールを抜いたがミスコース。オンコースになったのを確認し、また登る。

何故か同じ人を二回抜くことになった笑

 

抜いたはずのランドヌールが登坂で追いついてきた。

このランドヌールは青木さん。

「前にいいペースの人がいるな〜と思ってターゲットにしてました。そうすると気が楽なんですよ〜」とにこやかに笑う。

 

栃の木峠は長い。確かにそうだ。

ひとりで登るにはこの峠はキツく苦しい。

 

青木さんはブルベ2年目で

オダックス近畿やAR中部のブルベに頻繁に出ているらしい。

※2020年9月現在、日本には24の主催クラブがあるよ!

日本の主催クラブ一覧

 

この青木さん、来週はAR中部の1000kmブルベに出るらしい。

道の駅瀬戸しなのから長野の山岳地帯を抜けて新潟県まで行って帰ってくるコース。

帰りに標高2000m地点を超えるんだとかw 獲得標高はなんと13,000m超え!!

 

いや、AR中部鬼かよw

 

栃の木峠を登り終える頃、強い雨が降ってきた。氷撃インナーを着ている為、風雨に曝されると、これでもかと身体が冷やされるw

 

 

残りの50kmは青木さんとゴールを目指すことになった。雨で濡れた路面。カーブの多い栃の木峠を20〜30km/hで慎重に降っていく。

 

24km/hでローテして淡々と平坦基調の道を進んでいく。福井の大動脈、国道8号線。

福井市街へと向かう、川の堤防道。

 

残り5kmで日が暮れた。

FINISH地点まであとわずかだ。

 

 

【FINISH  601.8km ローソン福井日之出2丁目店】

CLOSEは20:00

レシートを取得して記載されている時刻を見る

18:29 無事FINISHだ 1時間31分余ったぞ!

 

38時間29分、長い600kmの旅が終わった。

 

達成感を味わいながら受付会場に移動する。

300m離れたAOSSAというビルの6F和室に設けられたゴール受付で小西さんが待っていた。

 

先にゴールしていたしかさんとしゅんじさんがお迎えしてくれた。談笑して完走した喜びを分かち合う。

PCで取得したレシートと通過チェックのスタンプが押されたブルベカードを提出して、小西さんの確認後、無事600km完走が認定された。

 

 

これで3度目の600km完走だ。

りょうちんとの約束を果たせてよかった。

 

ゴール後はしかさん、しゅんじさんと

ソースかつでお疲れ会をした!

 

肉が薄めでサクッと揚げられたソースカツ

クセになる甘めのソースだ。これは美味い。

 

この600kmの認定メダルが欲しかったんだ!!

ブルベは苦しいけど、楽しいぞ。

見たことのない景色や訪れたことのない観光地。そして、ご当地グルメが楽しめる!

※走行速度次第でとてつもない個人差があります

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

残り300km、400kmを完走できれば今年もSR(シュペール・ランドヌール フランス語で「すごい自転車乗り」)でしたが、愛車の「らぴだ塩」がフレームの錆、コンポの劣化で満足に走行できない状態となり寿命を迎えてしまったので、2台目の自転車を購入するまで自転車ライフをお休みすることに決めました。

 

みなさんとまた楽しく自転車に乗れる日が1日でも早く来ることを祈っています。

 

さて、次はどんな自転車にしようかな。

to be continued…




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