ゆるふわ道を笑って歩け

愉快な仲間たちとのゆるふわな日常。

ブルベ

BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part3(PC2〜PC3)

<PC2〜PC3>

 

 

食べ物を購入できる場所がなく、時よりランドヌールに会うもののペースが合わず単独で暗闇の山中を50km駆け抜けたつのだはようやくPC2に辿り着く事ができた。(ライトを消すと明かり1つない暗い道もちらほら  PC1〜PC2が最も心細く感じた)

 

 

PC2 約155km 03:34に通過(STARTから7時間34分)

 

 

 

主催者の今野さんが陣を構えている。

オダックス近畿の旗を見て安堵感を覚えた。

 

 

今野さんに言われた通過時刻をブルベカードに記入後、PC1のレシートを同時に見せサインを貰う。

 

 

これは翌日の主催者の集計から発覚した事実だ。

4時台にPC2を通過した参加者は時間貯金がなく吉野の猛暑の中、無理をして走る事を強いられたに違いない。

 

 

 

これが用意されたカップラーメン1つ200円で販売されてました。

補給場所がないこの区間で200円なら良心的な価格だなと思った。

まだ補給食が残っているからパス。

 

 

ボトル1本分の水分があったからよかったけど

自販機見たら8割方の飲み物に売り切れの赤い文字が浮かんでいた。

遅い奴には選択肢すらないという残酷な現実が目前に広がっている。

 

 

ここまで155km 獲得標高1715m

長い休憩を取って4:20に再出発した。

 

 

4:30過ぎだったかな?空が少し明るんできた。

 

 

自販機を発見!これでボトルを満タンにできるぞ。

 

 


疲れていて背後の気配に気づかなかったが、後で出会うちょっこさんにこの時既に見つけられていたようだ。

 

 

ほどなくして、長く走り親しんだ補給場所皆無のR169から左折するようにサイコンがアピールしてくる。

左折して思わず脚を止めた。一寸先は闇…えっ、急にどうした。

ライトで照らしてる範囲しか見えねえ。路面がガッタガタ。一目で分かるクソ林道や!

気持ちが昂ぶる。クソ林道は大好物なのだ。

念の為キューシートを確認していた。

 

 

クソ林道の名は。旧行者還林道というらしい。

ランダムにグレーチングが裏返っているランドヌール・ランドヌーズ殺しの道である。

世界遺産大峰奥駈道(おおみねおくがけみち)と書いてある。

 

 

平均勾配5.8%で9.9km 572m up この路面の悪さでこの登りなかなかエグい。

 

 

夜明けを迎えた。

 

 

曲がりくねった道、この区間の平均斜度は10%近いんじゃないかな?

息を切らしながらゆっくり登った。

 

 

グレーチングの横溝が大きい。

 

 

見るも止まらぬ速さで駆けあげるランドヌール。(偶然の手ブレが産んだ傑作)

実際ペースは速かった。

 

 

グレーチングの溝をこまめに確認しながら進む。

 

※疲れてきたため徐々に写真撮影を理由とした小休憩が多くなります。

小休憩。

 

 

 

木漏れ日と自転車。

 

朝日に照らされる山々。

一人のランドヌールがやってきました。

 

 

にゃーん。

 

 

この景色を見るために走ってきたんだな。

 

 

照りつける朝日。

 

 

 

 

今回の最高地点にあったボロ小屋。

 

 

距離が173km 獲得標高が2500mになりました。(スタートから10時間が経過)

 

2回目の投与。あれ?5時間半しか経ってなくない?30分早いよ。

というツッコミは受けつけません。眠くなってきたので自己判断でお願いします。

 

 

この看板の文字間違ってない?国道じゃなくて酷道だったぞ。

だけど、景色がよかったからOK!

 

行者還トンネルの手前にはひと段落ついて休憩しているランドヌールが5人もいました。

 

 

このトンネル出口が見えないんですが…。

大丈夫なの?これ霊的なやつ出ないよね!?大丈夫だよね???

 

 

躊躇っても仕方がないので、5人を置き去りにして100mほど進んでみた。

トンネルの中は冷気が漂っている。写真見て分かるだろうか。

トンネルの奥の方に小さな光の点がありますよね?

そこが出口でしたが体感では長さが2kmはあるような気がしました。

霊感が全くない鈍感つのだは自転車に乗りノンストップで突き進む。

 

 

トンネル出口から数km降った地点、石造りの橋はガッタガタ。コンクリートもでっこぼこ。

下りでスピードが出せず25km/hくらいでゆっくり進んだ。

 

 

気づけばランドヌール4人と合流して走っていた。が、写真撮影を優先して停止。

 

 

写真を撮り終えて進むと先ほどの4人が足止めを食らっていた。

 

 

 

どうやら、車がすれ違う幅がなく、白い車が後退して道を譲るのを待っていたようだ。

 

 

 

渓谷を抜ける道を走る5人。

このオレンジ色の反射ベストの人の正体を後で知ることになるんだが、フォロワーのジェベさんでした。

 

 

りょうちんに貰ったお土産を頬張る。

オレンジ味の羊羹だ。パサパサしておらず水分が奪われる感じがしない。

羊羹が苦手なつのだでも食べやすかった。

 

 

渓谷を脱出したランドヌールたち。

道幅がようやく広くなった。

補給できる店が未だなく補給食が尽きかけている。

 

 

カフェイン剤が効いて高速ダウンヒルをしている途中に40kmぶりの自販機を見つけた!

2つのボトルを満タンにして、ペットボトルに残った400mlの麦茶を大型サドルバックにしまった。

ここで飲み切らずに取っておいたおかげで後の自分を救うことになる。

 

 

距離196km 獲得標高2552m  07:18(スタートから11時間19分)

 

 

204km地点で道の駅に寄り道。

 

 

108km走って、やっと食事を摂れました。

お腹が空いていたものの暑さのせいか食欲があまりなかったためメンチカツのランチパックと大きめのバナナを食べて再出発しました。

滞在時間は20分くらいだったかな。

 

 

草木が覆う涼しく長い下りで調子にノっていたつのだ。

4.8kmをAv.42.7km/hで降りました。

 

その後の日差しがキツい平坦をAv.30km/hで快走。

この時は300kmを18時間で完走できるペースだと思っていて気持ちの高揚に身を任せ追い込んでいた。

今思えばこれが命取りとなったのは明白だ。



 

 

BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part4(PC3〜FINISH) に続く!↓

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