ブルベ

BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~

どうも~ へっぽこランドヌールのつのだです!今回はBRM810松阪300kmを走ってきました。




ランドヌール2年生にして、初めて夜スタートかつソロでブルベに出ました。

頼れる相棒のりょうちんがいないので何が起きようと自力で対処しなければいけません。

完走して一人前のランドヌールであることを証明しよう。

 

ブルベ(Brevet)とは フランス語で「認定」を意味する。

※ランドネとは ノーサポート・自己責任の長距離サイクリング

ランドヌールとは ランドネをする男性のこと。

※ランドヌーズとは ランドネをする女性のこと。




 

 

<ブルベ当日 START前>

ブルベ当日のつのだはというと早速、窮地に追い込まれていた。

 

START前に夜ご飯を済ませておこうと、18:50に海鮮丼屋に入店したのはよかったが

つのだの注文後に8人くらいのお客さんが雪崩れ込んできてワンオペ店員さんが大忙し。

これは時間がかかるかもしれない…。店員さんファイトです!

 

 

 

きた!1,200円のマグロ丼をゆっくりと味わえず、4分で完食。

隣の観光客にきっと引かれたが、そんなこと気にしていられない。

下見をしておいた集合場所の松阪駅西口に大至急で向かった。

 

記入済みの参加申し込み用紙を運営スタッフさんに渡して、その代わりにブルベカードを受け取ります。

 

 

 

↑この青い用紙がブルベカード ※PC(仏語 Point de Control:ぽわんどこんとろーる チェックポイント)を通過した時間を記入する用紙。

ブルベカードを無くしてしまうと完走しても認定されません。

命の次に大切なものです。たまにブルベカードを落とす方がいます。今回もいましたが運よく他の参加者が拾って届けてくれるとは限りません。

レシートチェックの場合はコンビニや道の駅で商品を購入して、貰ったレシートに記載された時刻を通過時刻としてブルベカードに記入する。(自戒)

※この際、レシートは必ず取っておくこと。

 

 

ブリーフィングとは出発前にブルベの運営スタッフさんがコース説明や変更点、注意点を口頭で伝える為の集まりです。

事前に公開されているコマ図(距離や進行方向を図解してあるもの)やキューシート(距離や進行方向、注意点などが書かれたもの)に記載してあること以外に重要なことを追加説明される場合があるので、油断しないで一言一句逃さず聞きましょう(自戒)。今回のブリーフィングではPC2で購入可能なカップラーメンを用意する為に個数を集計する挙手が行われました。

 

しつこいくらいお伝えしますが、ブリーフィングは一言一句逃さず聞きましょう。

この段階で致命的なミスをしていることにまだつのだは気づいていない…。

 

 

今回ブルベデビューしたフォロワーさんのお二人に会えました。

https://twitter.com/bmc_ridley?s=17y

↑あおまるさん

 


https://twitter.com/apearbikes?s=17

↑いやもとさん

 

 

↑コース説明

難易度:上級

夏の松阪の行者還トンネル(2年ぶり3回目の開催)

夜に松阪を出立し尾鷲・熊野市を経由して、早朝より大峰山中 旧行者還林道へと挑みます。

吉野に到達した後は伊勢本街道経由で松阪へと向かいます。

 

この難易度の高さは真夏の暑さと300km中210kmはコンビニがないという要因によるものだと身をもって思い知った。

 

距離は306.5km ※300kmちょうどじゃないの?と思われた方へ。ブルベでは下2ケタkmは誤差なのです。

獲得標高は4539m 獲得標高が距離の1.5%弱なのでやや登りがキツいコース設定といえるでしょう。

※個人的には獲得標高が距離の1.0%以下であればブルベにおいて標準的な登りだと考えています。

 

 

 

ブリーフィング後に車検がありました。

300kmで行われる車検の内容はフロントライト2個、リアライト1個(点灯)、ベル1個、反射ベスト(着用)です。

無事、車検をクリアしました。

 

 

 

 

主催者の今野さんによると今回のブルベは

出走66人

DNF15人

完走51人

完走率は77.2%だったようだ。

300kmにしては完走率が低い、過酷さを物語っている。

 

 

まとまってスタートすると駅の利用者に迷惑をかけるからだろうか。

19:55頃に車検が終わった人からスタートしていいと言われる。

出発時刻に関してはゆるい場合が多いぞ。

 

ツイートしてからトイレに駆け込んだため19:58にスタート!

300kmは制限時間が20時間です。よし、いくぜ!



 

 

<START〜PC1>

松阪駅西口を離れPC1に向けてペダルを回し始めた。

これがキューシート。

キューシートを頼りに走るもよし。備考欄には注意事項だけでなく、スタッフの好意でお得な情報が載っていることがある。

個人的にはサイコンに自分で入れたルートを見て走るのがオススメです。サイコンが使えなくなった時のために必ず持っておこう。

 

 

 

いつも最後尾になりがちなので、これでも好スタートww

松阪駅周辺は信号が多いため、思うように進まない。

前後合わせて20人ほど並んでいただろうか。

危険なのでまとまって走る場合は10人までにしよう。

 

 

 

大型サドルバッグの上にちょこんと座る守護者くろまめ。

後ろで走るランドヌール・ランドヌーズはくろまめとのにらめっこをお楽しみください。

 

 

4で平坦基調のどストレートが21.8km続くため、信号待ちで分裂した10人以下の集団がいくつも自然に形成されていた。

これは無賃乗車し放題じゃないか(ゲス顔)

※知り合いだけで形成されたトレインの場合はやめましょう。なんでそこにおるねんって嫌われます。もし乗るならせめて挨拶や世間話をしようね。

 

 

先頭を走ることを避け、先頭の人がスピードダウンしたら単独で加速、集団を離れ前を走る集団のトレインに加わる。

狡い戦法を乱用し、体力の低下を抑えつつも20人ほど抜かしていく。

ソロで参加したつのだは完走するためなら手段を選ばない狡猾さを遺憾無く発揮していた。(りょうちんいつも引いてくれてありがとう)

 

紫色のウェア?を着たグランフォンド姉さんのトレインは安定してAv.28km/hで巡航しており大変お世話になりました。

 

 

視線を右側に移すとお城がそこにあった!なんだろう?温泉?それとも宿泊できるエロい城?

最終的に疑問を晴らすことはできなかったが、いかがわしい妄想で活力を得たつのだは勢いよく先に進んだ。

 

 

ハァハァしながら前の集団に飛びつく。

 

 

坂に入ってダンシングで追いつこうとしているようだ。お兄さん、頑張って!

 

 

5で左折。10人くらいの集団。

錦峠の緩い坂を走っていると数人が加速していく。

これはPC1が近い証拠だ。加速の波に乗り3人追い越してトンネルを通過。

暗くてカーブを繰り返す坂をAv.40km/h前後で降っていく。

全てはトイレと会計で並ぶ時間を減らすためだ。



 

 

<PC1〜PC2>

 

 

PC1 56.1km 22:16に通過(STARTから2時間16分)

トイレを済まし900mlのポカリスエットとカリカリ梅、ドライフルーツみかん、塩おにぎりを購入した。

 

 

 

https://twitter.com/YuruPott_Hiro?s=17

↑紳士的なゆるヒロさんに声を掛けていただきました。嬉しい。18時間50分で完走されたようです。強い方だ!

 

 

塩おにぎりをフードポーチに詰め込み。

10分だけ滞在して155.2km地点にあるPC2に向けて走り出す。

 

 

夜に単独で走っていても前方にランドヌール・ランドヌーズがいるだけで安心する。

この人ミスコースして消えていったけど、大丈夫だったかな?

 

 

多分、さっきミスコースした人かな?

だとしたらちゃんとルート上に戻れたみたい。

ぐるりと一周しながら登る道が目前にある。

 

 

勢いよく登っていくランドヌール。

 

 

上から見るとこんな感じ。

 

 

 

ちゃんと映像もご用意しましたよ。

オレンジ色の人登り速くない?

楽しんでる証拠か。

 

 

Av.28km/hで巡航。25km前も後ろもいない状況で寂しく夜道を走った。

骨伝導のMP3プレイヤーがもっと欲しくなりました、ええ。

 

 

 

ちょっと小休憩。

 

 

 

 

 

 

 

0:30 眠気がやってきたので魔剤カフェイン剤を投与。

1回2錠の中には、カフェイン200mg(コーヒー3〜4杯分)、ビタミンB1、B6、B12が入っていて

睡気と倦怠感を取り除く効果があります。1日2回、服用間隔は6時間以上です。

用法・用量を守って覚醒しましょう。

 

 

25分の長めの休憩を終えて、キューシートを読む。

えっと…この先120kmコンビニなし!!

ここから補給困難のハードモードに突入するわけか。

 

 

矢ノ川峠に入りました。

平均勾配6.1%で4.4km 278m up

 

 

最初の100kmの難易度は中級に感じた。

この先200kmは何が待ち受けているんだろう。

 

 

矢ノ川峠クライムのTT区間はここで終わり。

だが、登りはまだ続くようだ。

 

 

思わず自転車を降りるランドヌール。

この3人組もトンネルが頂上だと信じて登っていたらしく同じように嘆いていた。

 

 

それでも進むしかないんじゃー!オラオラオラオラオラオラオラオラーッ

 

 

今年の1月の600kmブルベでDNFした熊野市です。

あの時の寒さとは打って変わってに暑さで苦しんでいます。

 

 

Av.28km/hキープで進む。魔剤でキマってますわ。ヘヘッ。

疲れをあまり感じない。

 

 

奈良県に突入!

 

 

備考欄に書いてある124km地点 本当に大切なものは失ってはじめて気づく

水分が残り300mlしかない。これはマズイな…。自販機が見つからない。

 

 

片道交互通行の信号で2分待ち。

後ろに2人いる。

 

 

工事現場近く?に設置された自販機で水分を手に入れることができた。

それよりも駐車場に止まっている車のお兄さんが車内からこちらを凝視してて怖い。

こんな時間に山中で何してるの?(今思えばお兄さんも真夜中に自転車乗ってる奴を不審に思ったに違いない)



 

 

<PC2〜PC3>

 

 

食べ物を購入できる場所がなく、時よりランドヌールに会うもののペースが合わず単独で暗闇の山中を50km駆け抜けたつのだはようやくPC2に辿り着く事ができた。(ライトを消すと明かり1つない暗い道もちらほら  PC1〜PC2が最も心細く感じた)

 

 

PC2 約155km 03:34に通過(STARTから7時間34分)

 

 

 

主催者の今野さんが陣を構えている。

オダックス近畿の旗を見て安堵感を覚えた。

 

 

今野さんに言われた通過時刻をブルベカードに記入後、PC1のレシートを同時に見せサインを貰う。

 

 

これは翌日の主催者の集計から発覚した事実だ。

4時台にPC2を通過した参加者は時間貯金がなく吉野の猛暑の中、無理をして走る事を強いられたに違いない。

 

 

 

これが用意されたカップラーメン1つ200円で販売されてました。

補給場所がないこの区間で200円なら良心的な価格だなと思った。

まだ補給食が残っているからパス。

 

 

ボトル1本分の水分があったからよかったけど

自販機見たら8割方の飲み物に売り切れの赤い文字が浮かんでいた。

遅い奴には選択肢すらないという残酷な現実が目前に広がっている。

 

 

ここまで155km 獲得標高1715m

長い休憩を取って4:20に再出発した。

 

 

4:30過ぎだったかな?空が少し明るんできた。

 

 

自販機を発見!これでボトルを満タンにできるぞ。

 

 


疲れていて背後の気配に気づかなかったが、後で出会うちょっこさんにこの時既に見つけられていたようだ。

 

 

ほどなくして、長く走り親しんだ補給場所皆無のR169から左折するようにサイコンがアピールしてくる。

左折して思わず脚を止めた。一寸先は闇…えっ、急にどうした。

ライトで照らしてる範囲しか見えねえ。路面がガッタガタ。一目で分かるクソ林道や!

気持ちが昂ぶる。クソ林道は大好物なのだ。

念の為キューシートを確認していた。

 

 

クソ林道の名は。旧行者還林道というらしい。

ランダムにグレーチングが裏返っているランドヌール・ランドヌーズ殺しの道である。

世界遺産大峰奥駈道(おおみねおくがけみち)と書いてある。

 

 

平均勾配5.8%で9.9km 572m up この路面の悪さでこの登りなかなかエグい。

 

 

夜明けを迎えた。

 

 

曲がりくねった道、この区間の平均斜度は10%近いんじゃないかな?

息を切らしながらゆっくり登った。

 

 

グレーチングの横溝が大きい。

 

 

見るも止まらぬ速さで駆けあげるランドヌール。(偶然の手ブレが産んだ傑作)

実際ペースは速かった。

 

 

グレーチングの溝をこまめに確認しながら進む。

 

※疲れてきたため徐々に写真撮影を理由とした小休憩が多くなります。

小休憩。

 

 

 

木漏れ日と自転車。

 

朝日に照らされる山々。

一人のランドヌールがやってきました。

 

 

にゃーん。

 

 

この景色を見るために走ってきたんだな。

 

 

照りつける朝日。

 

 

 

 

今回の最高地点にあったボロ小屋。

 

 

距離が173km 獲得標高が2500mになりました。(スタートから10時間が経過)

 

2回目の投与。あれ?5時間半しか経ってなくない?30分早いよ。

というツッコミは受けつけません。眠くなってきたので自己判断でお願いします。

 

 

この看板の文字間違ってない?国道じゃなくて酷道だったぞ。

だけど、景色がよかったからOK!

 

行者還トンネルの手前にはひと段落ついて休憩しているランドヌールが5人もいました。

 

 

このトンネル出口が見えないんですが…。

大丈夫なの?これ霊的なやつ出ないよね!?大丈夫だよね???

 

 

躊躇っても仕方がないので、5人を置き去りにして100mほど進んでみた。

トンネルの中は冷気が漂っている。写真見て分かるだろうか。

トンネルの奥の方に小さな光の点がありますよね?

そこが出口でしたが体感では長さが2kmはあるような気がしました。

霊感が全くない鈍感つのだは自転車に乗りノンストップで突き進む。

 

 

トンネル出口から数km降った地点、石造りの橋はガッタガタ。コンクリートもでっこぼこ。

下りでスピードが出せず25km/hくらいでゆっくり進んだ。

 

 

気づけばランドヌール4人と合流して走っていた。が、写真撮影を優先して停止。

 

 

写真を撮り終えて進むと先ほどの4人が足止めを食らっていた。

 

 

 

どうやら、車がすれ違う幅がなく、白い車が後退して道を譲るのを待っていたようだ。

 

 

 

渓谷を抜ける道を走る5人。

このオレンジ色の反射ベストの人の正体を後で知ることになるんだが、フォロワーのジェベさんでした。

 

 

りょうちんに貰ったお土産を頬張る。

オレンジ味の羊羹だ。パサパサしておらず水分が奪われる感じがしない。

羊羹が苦手なつのだでも食べやすかった。

 

 

渓谷を脱出したランドヌールたち。

道幅がようやく広くなった。

補給できる店が未だなく補給食が尽きかけている。

 

 

カフェイン剤が効いて高速ダウンヒルをしている途中に40kmぶりの自販機を見つけた!

2つのボトルを満タンにして、ペットボトルに残った400mlの麦茶を大型サドルバックにしまった。

ここで飲み切らずに取っておいたおかげで後の自分を救うことになる。

 

 

距離196km 獲得標高2552m  07:18(スタートから11時間19分)

 

 

204km地点で道の駅に寄り道。

 

 

108km走って、やっと食事を摂れました。

お腹が空いていたものの暑さのせいか食欲があまりなかったためメンチカツのランチパックと大きめのバナナを食べて再出発しました。

滞在時間は20分くらいだったかな。

 

 

草木が覆う涼しく長い下りで調子にノっていたつのだ。

4.8kmをAv.42.7km/hで降りました。

 

その後の日差しがキツい平坦をAv.30km/hで快走。

この時は300kmを18時間で完走できるペースだと思っていて気持ちの高揚に身を任せ追い込んでいた。

今思えばこれが命取りとなったのは明白だ。



 

<PC3〜PC4>

食欲がないためキレートレモンだけを購入。

この酸っぱさと炭酸がクセになるんだよな!

 

 

PC3 211.8km 08:30(スタートから12時間30分)に通過

時間貯金は1時間半ちょっと。まだ余裕がある。

 

 

休憩を10分だけ取り、先に進むことにした。

 

前のランドヌールたちがAv.7~10km/hで走る。そのペースについていけず置いていかれる。このダルさはなんだ…。塩分タブレットを食べてこまめに水分補給しよう。

 

ポカリスエットが入っているはずのボトルを口に咥えて握るとボシュっと虚しい音が響いた。

残っているのはもう一方のボトルに入ったぬるいむぎ茶300mlだけのようだ。

 

 

 

 

暑い。身体が前に進むことを拒んでいる。自販機が見つからないから一刻も早く見つけて水分補給しないと。

 

 

実はこの時、左手にある茂みで5回吐いていた。

ボトルに残った麦茶を200mlくらい太い血管のある首や熱くなった頭にかけ身体を冷やす。

む、麦茶の香りに包まれている…。そりゃ、そうだ。

塩分タブレットと麦茶の残り100mlを飲み、日陰で横になって目を閉じた。

コンクリートに寝るのは痛かったから、せめて頭だけは痛みから守りたくて反射ベストとウェアを脱いで枕代わりにした。

この姿を側から見たら、真夏のコンクリートに寝そべる半裸のキチガイ自転車野郎である。

 

 

 

 

あ、そうだ!大型サドルバッグに余った麦茶を取っておいたはず!これを飲んで命拾いをした。

万が一、熱中症が悪化して動けなくなったとき誰かが気づいてくれるかもしれないからTwitter上に現在地が分かるように地図を表示してから寝よう。

 

 

 

エンジン音がする…。あれ目の前に白い軽トラが停まっている。すると、お爺さんが運転席から降りてきた。

どうやらこの倉庫の持ち主のようだ。勝手に所有地で寝てしまったことをお詫びした。

無言だが笑顔を浮かべて頷くお爺さん。これは…許されているのだろうか。

少し体調が回復した気がするので、お礼を伝えて、再び走り出した。

 

先ほど横になっていた地点から1km先に自販機を見つけた。これで水分の確保ができる。

水2本と緑茶1本を購入。これでいつでも水かけで身体を冷やせるぞ。

 

 

300km走るから重くて肩こりや腰痛の原因になると判断して装備してこなかったハイドレーションバッグを

もし背負って出走していたら、暑さにやられ吐くことはなかっただろうか。

 

 

徐々に体調が回復していくものの、スピードを上げられる体力はなく黄金のタレを発動。

事前に稼いでおいた時間を削りながらいのちをだいじにタラタラと走っていた。

 

 

田園地帯に入ると500mくらい先に4人のランドヌール?ランドヌーズ?を見つけた。

前に誰かいる方が心理的に安心するため、降りだけ飛ばしてその背中を追いかけた。

 

 

なんとか追いつき一番後ろを走ってる人に声をかけて気が付いた。

https://twitter.com/phantomone4

↑きなこさんのTwitterアカウント

この方は見覚えがある。昨年のBRM915米原600kmでご一緒したトリプルSR(1年でSRを3セット♡)を獲得したAR中部の猛者だ。

あの時は7人のギリギリ隊ランドヌールトレインに30kmほど乗せてくれた上にFINISH地点まで20km 残り90分の場面で確実にSR取ってこい!って送り出してくれたっけな。

 

※SRとは 仏語 シュペールランドヌール 日本語で「すごい自転車乗り」という意味。

1年で4つの距離カテゴリー(200km, 300km, 400km, 600km)を完走し、認定されてSR申請をすると獲得できる称号。

 

 

 

他にも東海地方の猛者であるランドヌールが揃いに揃っていた。

https://twitter.com/djebel03

↑ジェベさんのTwitterアカウント

 

 

https://twitter.com/9kyokunokotae42

↑まーびんさんのTwitterアカウント

 

 

https://twitter.com/takachakko

↑ちょっこさんのTwitterアカウント

 

 

みなさんと一通り会話を交わしながら、一緒に長い坂をゆっくり登っていく。

しばらくすると、道路の脇で見知らぬランドヌールが満面の笑みで手招きをしている。

一体どうしたんだ?あっ、これは…!

そこには冷たくて綺麗な川があった!

つのだはもちろん頭から被ったぞ〜 水でボトルを満タンにした!

水を手に入れたジェベさん。

 

 

まーびんさんとちょっこさんも水遊びをしていた。

この川のおかげで長い坂を乗り切れたのは言うまでもない。

 

 

4人とお別れして、PC4まで残り10kmの地点までやってきた。

急勾配のアップダウンがさらに体力を削っていく。

 

 

GARMIN、お前もか。暑さで画面が真っ暗に。

再起動しようとしたがビクともしない。

260km以降の走行記録が残せないから、ここだけの話ちょっと涙目になってた。

 



 

<PC4〜FINISH>

 

 

いつしかジップロックに入れておいたブルベカードまでボロボロになっていた。

道の駅にあった売店は野菜販売と木工品がずらりと並んでいて補給食となりそうなものがほとんどない。

何も買わず売店を出る。

備考欄を読んでブルベカードに通過時間を記入した。

PC3で1時間半以上あった時間貯金がPC4では46分まで減っていた。

水分補給とフードポーチに取っておいた焼きタラコのおにぎりを胃に流し込み

20分だけ休んで40km先のFINISH地点へと向かった。

 

 

じゃあな、せんとくん!また来るよ。

 

 

サイコンが表示できないいま、頼れるのはキューシートとコマ図である。

しかし時間制限が迫るなか、備考欄と距離、進行方向を逐一確認して進むのはミスを誘発するし、得策ではない。

 

考えた末に、PC4を飛び出した2人を30m後ろで尾行するという姑息な手段に手を染めた。

うん、完走が何よりも大事。その後、登坂で追いついたので3人の横を颯爽と抜いていったe-bikeの話題で雑談をしていた。

そのe-bikeの人が反射ベストを着てたんだ。一瞬、豪脚ランドヌールかと思ったよ。

 

 

道路脇に名水があった。ここで飲む分は無料らしいのでたらふく飲んだ。

ついでに頭から豪快に水を被る。

お金を入れてボトル2本にも水を注ぎ蓋を閉める。

 

 

その後はランドヌール5人の集団に加わり、涼しい林道を降っていった。

FINISH地点の10km手前あたりでジェベさんが後ろからやってきた。

残り時間は1時間ちょっとある。ここまで来れば完走間違いなしだろう。

自販機で水分補給をしながら雑談をする。どうやら父と同じ年齢のようだ。

ハンドサインを欠かさないこのダンディなジェベ父さんはなんと愛知から三重の松阪まで自走できたらしい。

いま乗っているロードバイクを購入したのはたった1週間前とのこと。

この過酷な300kmブルベと自走往復250kmの合計550kmを走りきっていた。

いや…もう何してるんですかww。また新たな変態自転車乗りに出会ってしまった。

 

 

体力がかなり回復していたので青緑のお兄さん(最初から最後まで出会ったり別れたりしていた)とジェベ父さんとトレインを組んで35km/h巡航で残り2kmを走る。

 



 

<FINISH>

FINISH地点の武道館に辿り着いた。

会議室の扉を開けると、冷気が身を包む。そこは天国と呼んで差し支えない。

アホ顔でアッー!と声を出して静止したせいか、先に到着していたランドヌールやその家族の人?に笑われた。

運営スタッフの今野さんから完走タイムが告げられる。

 

ブルベカードに完走タイムや署名を行い、PC3とPC4のレシートの提出を求められた。

え?PC4って道の駅だっけ。あれ、おれ買い物してないからレシート持ってないや…。

あっ…これ、完走したけど必要条件を満たせずに認定されないパターンだよな。



 

今野さん:「ブルベカードが汗で濡れてる!濡らさないでね」

つのだ:「ごめんなさい。」

今野さん:「道の駅のレシートないの?ブリーフィングでもちゃんといったよね?」

つのだ:「すみません、聞き逃してました。」

今野さん:「道の駅を通過せずに290kmで戻ってこれるルートがあるから、レシートチェックをしているんです。」

つのだ:「…。申し訳ないです。(なんも言えねえ)」

自責の念で頭が真っ白になった。

 

 

 

今野さんに対して合理的、理路整然としていてルールに厳しいスタッフという印象を持っていたので恐らく認定してもらえないだろうと、しょんぼりして諦めていた。

 

一筋の希望の光を残して。



 

これは3週間前の今野さんが残したTweetである。

 

 

 

この方は自分の主張を曲げることはしないだろう。

レシートを代理で取る不正はできてしまうのでレシートには証拠能力がないという認識を持っている。

 

 

しばらく間を開けて今野さんはこう言った。

今野さん:「メダルは購入ですね。1000円ください。」

つのだ:「え?いいんですか!?(やったぜ)」

 

メダルを購入できるということは認定されたということだ。

 

 

距離305.9km  獲得標高:不明(実測でも4000m前後はあったんじゃないかな?)15:20  完走タイム19:20

にゃ〜ん♪(疲れたぞ、早く温泉に浸からせろ)

最後までハラハラドキドキだったね!

無事にBRM810松阪300km真夏の夜のソロブルベを完走、認定されました!

りょうちんが居なくても目標達成をすることができた。

こうしてランドヌール2年生のつのだはようやく一人前のランドヌールになることができました。

次はどのブルベに出ようかな。

 

長文を読んでいただきありがとうございました。

to be continued…。




2件のコメント

  • 嗣佐和璃柚

    写真動画いっぱいでこれからブルペチャレンジする人にはたまらない情報がいっぱいでしたね!
    走ってないわたしも参加したような気持ちになりました!
    これからも頑張ってくださ〜い!!

    ((わたしは100kmくらいが限界です))

    • Tsunoda

      初めてのコメントだ\(^o^)/ワーイ
      ブルベとはなんぞやを可視化できてようで嬉しいです。
      100km走れる方は150km走れますし、150km走れる方は200km走れます。
      自転車通勤をアウター縛りで続けたら、もっと楽に遠くへ行けるようになるかもしれませんよ?

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