• ブルベ

    別れの福井600km 〜日本三景天橋立、城崎温泉街で浴衣姿のカップル、ファミリーの間を駆け抜けろ!〜 

    どうも〜、つのだです!

     

    今回はBRM912近畿600km福井 福知山城に参加してきました!

    制限時間は40時間 600kmのブルベです!




    【受付】

    2020年9月12日(土)の3:30 つのだとりょうちんはというと、福井駅にいた。

    スタートは福井駅西口にあるパピリン周辺だ。

    ランドヌールが続々と集まってくる。

     

    スタッフさんがいる受付で記入済みの参加申込書と交換でブルベカードを受け取る。

    参加申込書 ←オダックス近畿だとこのフォーマットです。これを印刷、記入してブルベ当日に持っていく。

    BRM ブルベってなに?という方はこちらをクリック!

     

     

    コース(概要) 福井市~敦賀市~舞鶴市~丹後半島~豊岡市~福知山市~高島市~長浜市~越前市~福井市

    今回は通常、車検時に行う装備のチェックはセルフチェックで行われた。主催クラブごとで多少異なる可能性があるかもしれないが、600kmブルベの装備チェックはヘルメット、ベル、ヘルメット尾灯、前照灯×2、反射ベスト、尾灯が必要だ。

     

    前照灯に関しては充電が不十分、ライトの故障、紛失、いろんなハプニングが予想される為、余裕をもって3個以上装着することをオススメする。

     


    今回は雨により、当初予定されていたルートの走行が危険と判断されたので福井県小浜市を経由して滋賀県高島市に抜ける迂回ルートに変更になった。これで京都府の佐々里峠と府道110号峠を通過しなくなったから獲得標高が500m分?(もっと多いかも)は減って難易度が下がった。

     

    迂回ルートの詳細を含むコース説明がされた。

     

     

    【START】

    偶然居合わせた つのだ、りょうちん、しかさん、しゅんじさんの4人で走り出した。

     

    ちなみに今回は60人が出走したらしい。変態自転車乗りでいっぱいだw

    季節にもよるが、600kmブルベとなるとルート上のどこかで一回は雨に降られると思っていた方がいい。

    それくらい高確率で雨が降るぞ。

     

    国道8号線を南下、スタートから40kmちょっと走った頃だろうか、

    敦賀へ向かう長〜い坂の入り口にオダックス近畿の旗を見つけた!!

     

    シークレットポイントだ!今回のブルベの主催者である小西さんが待っていた。

     

    ※シークレットポイントとは予告なしに設置される通過チェックのことだ。事前に決められたコース上をきちんと走っているかどうかの抜き打ちテストだと思っておけばいい。エントリー番号と名前の確認された。

     

    いまは最後尾から数えて5番目くらいだろうか。

    シークレットポイントを後にして4人は長い坂を登り始める。

     

    途中で坂を辛そうに登る1人のランドヌールに出会った。

    どうやら機材トラブルが原因で脚が終わってしまったらしく敦賀でDNFするらしい。

    600kmもあると、どんなハプニングが起こるか分からない。

     

    装備を増やせば増やすほど、ハプニングの種が増えるので軽量化と利便性のバランスの見極めが難しいところである。




    長い坂を登り切ると古いトンネルがあった。

    昔は鉄道が走っていたようだ。

     

     


    トンネルを抜けて、右側を見ると木々の間から日本海が見えた。

    こういった美しい風景に出会えるのがブルベの良さかもしれない。

     

    何度も現れる古いトンネルを抜け、

    長いダウンヒルを終えると敦賀に出た。

     

     


    銀河鉄道のエーテル?銀河鉄道999のメーテルの像がある。

    作者の出身地なのだろうか?

    気になった方はこちらにどうぞ↓

    敦賀駅前に「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントがあるのはなぜ?

     

     

    ここからの道のりはりょうちんと過去にオーバーナイトライドで走ったことがある。

    関峠を越えた後にしばらく道なりに走っていると信号を右折して知らないルートに入った。

     

    三方五胡のエリアまで来た。

    ん?左折して民家が立ち並ぶ道に入った。小さな橋を渡る。

    あれ!? まさかのミスコース!正解は橋を渡らずに小道に入る だった(キューシートに書いてある)

    BRM912福井600kmのキューシート

     

    来た道を戻り右折。川沿いの小道に入ると、そこにはいきなり激坂が待ち受けていた。

    濡れた路面に砂と苔、散乱した木の枝。「小西さーーーーん!ああああアアアアアアアアアァァァッ!!」

    タイヤが空転した。生きた心地がしない。

     

     

    道幅の狭い激坂を抜けて橋を渡り坂を下ると

    見渡す限りに広がった湖に出た。

     

    絶景サプライズ。小西さん、ありがとうございます!

     

    湖の周りを車一台がなんとか通れるような幅の湖畔道が走っている。ハンドル操作をミスったら湖にドボチョンしてしまいそうだ。

     

     

    湖を抜けて激坂を登って下ると再び日本海に出た。

    今回のコースの前半は海沿いの道を走ることが多い。

     

     

     

    アップダウンとトンネルの繰り返し、潮風の匂いを楽しんでいるとあっという間に小浜についた。

     

     

     

    【PC1 121.9km ファミリーマート小浜千種店】

    CLOSEは12:08

    約2時間半の貯金がある。いいペースだ。


    PC1は121.9km地点にあるファミリーマート小浜千種店だ。

     

    もう十分ロングライドしたやんかw ここがPC1という事実に笑ってしまう。

    600km走る気持ちで走る120kmは意外と近く感じる(いや、なに言ってんの?とか思わないでw 走ってると本当にそういう感覚になるから!)

     

     

    ここまででアクションカムのバッテリーを1つ使い切ってしまった。

    動画撮りすぎだなw

     

    15分で再出発すると決めていたから、コンビニで素早く商品を買って出る。

    買ったのは900mlのポカリと天然ミネラル麦茶600ml、 それに焼きたらこマヨネーズのおにぎりだ。

     

    ボトルに補給したら、アクションカムのバッテリーを変える。

    防水ケースに入れているからバッテリー交換に時間がかかる。

     

    結局、座ることはなく、フードポーチに入れておいた塩にぎりを無理やり口に詰め込み(どんぐりで両頬が膨らませたリスのようだ。え?そんな可愛いもんじゃない? 知ってるw)

    颯爽と自転車に跨った。

     

     

    140km地点を超えたあたりだろうか。徐々にりょうちんがトレインから離れるようになった。

    脚が売り切れているらしい。こんな辛そうなりょうちんを見るのは初めてだ。

     

    気温は30度を超えている。疲労を感じ始めた。なんでこんな辛い思いをして走っているのか

    目的を失いかけ始めていた頃だ。そろそろ休もう。

    話し合った結果、152km地点にあるミニストップに寄ることになった。

     

    2Lの水を買って豪快に頭から被る。生き返ったぞーー!!

     

     

    ショクヨクが止まらない。

     

    次はPC2 210km地点のにしがき養老店だ。

    まだ60kmあるw 頑張ろ!

     

    200kmを超えたあたりで天橋立に辿り着いた。

    観光客でいっぱいだ。

     

     

     

    天橋立

    日本三景とされている特別名勝の1つなんだって!
    幅は約20~170m・全長約3.6kmの砂洲に約5000本もの松が茂っている珍しい地形が特徴的!
    その形が、天に架かる橋のように見えることから『天橋立』の名が付いたそうな。

    なんと天橋立を自転車で通れちゃうんです!
    郵便配達のおっちゃんも走ってたよw 毎日の配送ルートなのかな?

     

    ビキニのお姉さんが海沿いではしゃいでる!疲れた身体にこうかはばつぐんだ!(なにが?)

    もう思い残すことはない。

     

    海の上に続く松の道を抜け、数km走ると地元のスーパーのようなところに辿り着いた。

    これがにしがき養老店か!!

     

    【PC2 210.1km にしがき養老店】

    CLOSEは18:00

    約3時間の貯金だ。安心してちょっと長めの休憩が取れる。

    安くて地元の人々に愛されているスーパーって感じ。

    商品数が多いし、ちょっと安い。

     

    寿司8貫と綾鷹2Lを買って店外のアスファルトに座り込み、寿司を口に流し込んでいく。

    うんまっ!日本海側に来て生魚を食わずしてどうする!?と思っていたから

    ここで寿司が食べられてよかった。

     

    25分休憩を取って、再び前に進み始めた。

     

     

    つのだとりょうちんのペースがかなり落ちてきたからしかさんとはここでお別れ。
    長い間、風から守ってくれてありがとうございます!

     

     


    今回のルートで最も辛かったのはこの激坂かもしれない
    街灯がなく暗闇に包まれる。5km/hくらいで蛇行運転してゆるゆる登ってた。

     

     【PC3 286.8km ファミリーマート城崎湯島店】

    CLOSEは23:08

    約3時間の貯金。疲れたな。少し休もう。

     


    りょうちんが辛そうだ。

    地面に座り込んで動かない。

    カフェイン剤の効果が裏目に出ているのか眠くはないけど、気持ち悪くて固形物を食べたくない状態らしい。

     


    同い年のランドヌールJuneに会った。走行ペースが似てるからブルベ中によく会うw

     


    りょうちんはDNFするかどうか迷っていたが回復を祈ってとりあえず前に進むことにした。

     

    温泉街を抜けよう。あれ?ミスルートをして来た道を戻ろうとする。その時だった。

    ギアが重い状態で小回りしたりょうちんがギアのある右側を下にして落車!!!

     

    膝からは血が出ていた。踏んだり蹴ったりだな。悪い状況が重なって珍しく苛立っているように見えた。

    自転車へのダメージはハンドルが曲がった程度で済んだ。これはすぐに戻せる。

     

     

    再び走り出した2人だったが、遂にその時が来てしまった。




     

    りょうちん「DNFするわ。」

     

    300kmを目前にして雨が降ってきた。

    別れの雨が降り注ぐ。

     

    おれは絶対完走する。

    かつて600kmブルベの最中に不調で二度別れを切り出した記憶が蘇ってきた。

    今回は逆の立場だ。

     

    あの時、りょうちんは力強く前だけを見て進んでいった。

    ブルベは自己完結が基本だ。どうか達者で。

    りょうちんを残し、雨ざらしになりながらつのだは加速していった。

     

     


    300km地点に仮設トイレがあった。

    カッパを着ようと思ったが、通り雨だったらしい。

     

    雨雲レーダーを見るとこのあと2時間は雨が降りそうにない。

     

    平坦基調の道のりになったこともあり27~30km/h巡航でどんどん距離を稼いでいった。

    宿まで残り50km。ゆっくり走って雨天走行の時間を長くするより、体力を削ってでも早く宿について30分でも長く寝る方が

    2日目のパフォーマンスが上がると思ったからだ。

     

     

     

    残り10km 雨が強くなってきた。

     

    【PC4 347.8km セブンイレブン福知山荒河東店】

    CLOSEは03:12

    貯金は3時間ちょっとだ。もうちょっと稼いでおきたかった。

     

    CLOSEは3:12 コンビニに着くと5人くらいのランドヌールがいた。

    なぜここで長居しているんだろう?

     

    もしかして…この付近に宿を取っていないか野外の仮眠だけでこの600kmを乗り切るつもりなのだろうか。

     

    水2Lと朝飯の大盛り冷やし中華を買い、急いで店を出た。

    雨で身体が冷やされた。一刻も早く宿に辿り着きたい。

     

    今晩の宿は2km先のラブホテルだ。

    ビジネスホテルのようにチェックイン時間を気にしなくてもいいし、アメニティが揃っていてベッドや風呂がでかい。

    身体を休めるにはぴったりだ。

     

    しかし、下調べが甘かった。このラブホテルの位置はコンビニから標高が30mくらい高いところだった。

    買い物袋を肩に担ぎ、片手運転で雨の中ヒルクライムしている自分。ルート上に宿が取ればこんな苦労をしなくてもよかったのにw

     

    350km走った後のこの2kmはかなり遠く感じた。

    0:15 宿到着。今回は自転車の持ち込みが不可だった為、駐車スペースに自転車を置く。

    貴重品。充電器。着替え。などを両手と胸に抱え、チェックイン!

    急いでシャワーを浴びた。シャンプーの甘い香りが心地よくて眠気を誘う。

    インナーを洗いたかったがタオルに挟んで踏んでも4:30の出発時までに乾かないと判断したのでそのままに。

     

    0:56 就寝。キングサイズのベッドが広い。

    りょうちんがDNFしてなかったら、今ごろ隣に寝ていたんだよな。。。(ホモォ)

    今回はベッドを独り占めだぜ! いええええええええェェェい!!





    3:48 起床。顔を洗い、歯を磨いてマウスウォッシュして、大盛冷やし中華にガッつく。

    カフェインやBCAAなどが配合されたメダリストの粉末を水に溶かしてカフェイン剤二錠と一緒に飲む。

    このパイン味苦手な味だ。まっず。良薬は口に苦しって言うから我慢する。

     

     

    4:30 出発。外はまだ暗いな。1.5時間分の借金を背負って二日目のスタートだ。

     

    小雨だ。カッパは必要なさそう。

    坂を下って2km離れたコース離脱地点に戻り

    福知山駅前を通過する。他のランドヌールの姿はない。

     

     

    グロスで14.3km/hしかないが、どうしてもタイトル回収はしておきたくて福知山城と愛車をパシャり!

     

    いや、ブレブレやんw  3回くらい撮り直したけど綺麗に撮れない。もうええわw

     

    あまり悠長に寄り道している暇はないから急いでコースに戻って先を急いだ。

     

     

    補給をせずに50km走っただろうか。

    途中で夜明けを迎えたが、写真を撮るのを忘れるくらいには真剣に走っていた。

     

    最後の20kmくらいは登坂成分多めで地味にキツかった。

    ペースアップしているが、いまだに他のランドヌールに遭遇しないので焦燥感が増していく。

     

    会計時に可愛いコンビニ店員さんに対して、反射ベストを着た自転車乗りが何分前に来たか聞いてみたが、「いま入ったばっかなので分からないです〜」と言われた。かわいい。

    それもそうか。まだ朝の6時過ぎだもんな。

    かわいい。かわいい。

     

    貴重な情報は手に入らなかったが、元気が出たからヨシッとする!

     

    寝起きでカフェイン剤を2錠飲んだせいだろうか。眠気は吹っ飛んだが、 胃が荒れている?のか固形物が食べられなくなっていた。

    朝に300mg摂取しただけだから、原因は他にありそうだ。(もしかして!もしかすると…寝起き5分後に食べた大盛冷やし中華!?)

     

    カフェインは摂取しすぎると、胃液、胃酸も必要以上に分泌されてしまって、吐き気を起こす原因になるケースがあるんだとか。
    交感神経が乱れて体内器官の働きが不安定になることで体調不良を起こすケースがあるらしい。

     

     

    この旅もあと3分の1で終わる。

    と、いっても残り200kmあるんだから400km走った身体では果てしなく遠く感じるけどなw

     

    全身に疲れを感じ始めた頃、ふと顔を上げると反射ベストを着た自転車乗りが200m先にいるではないか!!

     

    嬉しくて全力でペダルを回す。70km走ってようやく1人捕まえた!

     

    横から挨拶をして顔を見ると、あれ!?

    なんとsasaさんだった!

     

     

    sasaさんのランドナーの重量は20kg弱あるだろうか。

    後輪のスポークの36本中5本目が今まさに折れようとしているらしい。

    それでも前に進もうとするsasaさんは強い!!さすが鋼鉄の尻を持つPBP finisherである。

     

    片道交互通行の赤信号でしばらく談笑して

    青信号になったら、別れを告げて各自のペースでまた走り出した。

     

    ブルベはすべて、自己責任、自己完結だからね。

     

     

    これで正真正銘の最後尾になったつのだ!

    果たして、次のPC5のCLOSEタイムに間に合うのか!?

     

     

    ここの峠が長かった。

    6kmくらいの峠で終盤は10%前後の勾配が続いてたかな?

     

     

    これからダウンヒル!

    遅れを取り戻すにはここでペースを上げるしかない!

     

    しかし、例年の雪のせいか福井の路面は

    劣化が激しく凸凹した部分が沢山ある。

     

    正確に道を選びながらも、できるだけ速く降る。

     

    しばらくすると斜度が-1%くらいになってきたから30km/hくらいで淡々とペダルを回した。

     

     

    遂にブルベペースの15.0km/hまで回復したぞ!

    しゃあああああああ! 一安心である。

     

    だか、パンクなどのハプニングが起こったら

    またブルベペースを下回ってしまうから、もっと時間に余裕が欲しい。

     

     

    福井の小浜だ。小雨がまた降ってきた。

    Lチキがうめえ。肉を喰いたいと思えるようになったから、胃腸は回復しているだろう。

     

     

    やっと滋賀だ!嬉しくてトンネルを勢いよく抜けると、2kmちょっとの登坂が待っていた。

    こんな欲しくないサプライズプレゼントは久しぶりだ。苦しいいいいい。





    峠を登り切って下ると琵琶湖の沿岸道路に出た。ここから通過チェックまでの10km弱は往復区間になっている。

     

    しばらく走っていると、反対車線に続々とランドヌールが現れた。

    いまも同胞が同じゴールを目指して走っている事実が確認できると、安心感がどっと湧いてきた。

     

    反対車線にまたランドヌールが現れた。あれは…しかさんだ!!

    しかさんとは15km離れていたので休憩も加味すると、1時間差。

     

    その後に反対車線に現れたしゅんじさんとは50分差といったところだろうか。

     

    なんとか追いつきたい。

     

     

    【通過チェック 道の駅しんあさひ】

    ここはCLOSEタイムが設けられていない。

    スタンプ or クイズ回答をする。

     

    スタンプを見つけたからブルベカードに勢いよく押した。

     

     

    Cafeで近江牛のローストビーフ丼を食べたいがそんな時間の余裕はどこにもない。

     

    何を隠そう、この私が最後尾だからだ!!

    絶体絶命(`・∀・´)ドヤッ

     

    琵琶湖を眺めながらのんびり走る。

     

     

     

    【PC5  521.5km セブンイレブン木之本インター口店】

    CLOSEは14:48

     

    やっと着いた!!

    この後に栃の木峠を登るというのに貯金が1時間しかないぞ!!焦る。

     

    コンビニにはランドヌールが3人ほどいた。

    見覚えのあるランドヌールがいる!

     

    しゅんじさんキターーーー!!

     

    水分補給だけし到着10分後に再出発した。しゅんじさんに誘われたから一緒に走ることにした。

    しゅんじさんと一緒にゴールを目指す。それだけでこんなに心強いなんて。

     

    向かい風に負けない。2人の20km/hローテが始まる。次第に勾配が上がってきた。

     

    しゅんじさんのペースは落ちない。

    時折ダンシングを交えながら、なんとかピッタリついていく。が!

     

    あかーん!勾配が上がっても速度が落ちない!!

    しゅんじさん先行ってくださーーーい!

    この登坂速度だとつのだにはオーバーペースである。

     

    平気そうな顔をしてしゅんじさんは

    ぐんぐんと坂を登っていく。

     

    速えええええ((((;゚Д゚)))))))

    あれは500km走った人の登坂速度じゃないw

     

    へたれランドヌールのつのだは

    すぐさま守りに走った。





    その後、他のランドヌールを抜いたがミスコース。オンコースになったのを確認し、また登る。

    何故か同じ人を二回抜くことになった笑

     

    抜いたはずのランドヌールが登坂で追いついてきた。

    このランドヌールは青木さん。

    「前にいいペースの人がいるな〜と思ってターゲットにしてました。そうすると気が楽なんですよ〜」とにこやかに笑う。

     

    栃の木峠は長い。確かにそうだ。

    ひとりで登るにはこの峠はキツく苦しい。

     

    青木さんはブルベ2年目で

    オダックス近畿やAR中部のブルベに頻繁に出ているらしい。

    ※2020年9月現在、日本には24の主催クラブがあるよ!

    日本の主催クラブ一覧

     

    この青木さん、来週はAR中部の1000kmブルベに出るらしい。

    道の駅瀬戸しなのから長野の山岳地帯を抜けて新潟県まで行って帰ってくるコース。

    帰りに標高2000m地点を超えるんだとかw 獲得標高はなんと13,000m超え!!

     

    いや、AR中部鬼かよw

     

    栃の木峠を登り終える頃、強い雨が降ってきた。氷撃インナーを着ている為、風雨に曝されると、これでもかと身体が冷やされるw

     

     

    残りの50kmは青木さんとゴールを目指すことになった。雨で濡れた路面。カーブの多い栃の木峠を20〜30km/hで慎重に降っていく。

     

    24km/hでローテして淡々と平坦基調の道を進んでいく。福井の大動脈、国道8号線。

    福井市街へと向かう、川の堤防道。

     

    残り5kmで日が暮れた。

    FINISH地点まであとわずかだ。

     

     

    【FINISH  601.8km ローソン福井日之出2丁目店】

    CLOSEは20:00

    レシートを取得して記載されている時刻を見る

    18:29 無事FINISHだ 1時間31分余ったぞ!

     

    38時間29分、長い600kmの旅が終わった。

     

    達成感を味わいながら受付会場に移動する。

    300m離れたAOSSAというビルの6F和室に設けられたゴール受付で小西さんが待っていた。

     

    先にゴールしていたしかさんとしゅんじさんがお迎えしてくれた。談笑して完走した喜びを分かち合う。

    PCで取得したレシートと通過チェックのスタンプが押されたブルベカードを提出して、小西さんの確認後、無事600km完走が認定された。

     

     

    これで3度目の600km完走だ。

    りょうちんとの約束を果たせてよかった。

     

    ゴール後はしかさん、しゅんじさんと

    ソースかつでお疲れ会をした!

     

    肉が薄めでサクッと揚げられたソースカツ

    クセになる甘めのソースだ。これは美味い。

     

    この600kmの認定メダルが欲しかったんだ!!

    ブルベは苦しいけど、楽しいぞ。

    見たことのない景色や訪れたことのない観光地。そして、ご当地グルメが楽しめる!

    ※走行速度次第でとてつもない個人差があります

     

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    残り300km、400kmを完走できれば今年もSR(シュペール・ランドヌール フランス語で「すごい自転車乗り」)でしたが、愛車の「らぴだ塩」がフレームの錆、コンポの劣化で満足に走行できない状態となり寿命を迎えてしまったので、2台目の自転車を購入するまで自転車ライフをお休みすることに決めました。

     

    みなさんとまた楽しく自転車に乗れる日が1日でも早く来ることを祈っています。

     

    さて、次はどんな自転車にしようかな。

    to be continued…




  • ブルベ

    ロードバイク歴7ヶ月の初心者と200kmブルベに挑戦してみた!

     

    どうも〜、へっぽこランドヌールのつのだです。

    今回はBRM201近畿200km伊勢に参加してきましたよー!




     

    なんと…!ロードバイク初心者のソラがたった7ヶ月でブルベデビューしました!(パチパチ)

    克己塾(岐阜の揖斐谷汲・根尾薄墨・伊自良周辺を中心に活動している変態が集う自転車塾)に参加するようになってからというものメキメキ強くなっています。


    https://twitter.com/cycle_alien

     

    潜入調査、克己塾!

    ↑克己塾ってなに?という方はコチラ!

     

     

    ソラが初めての200kmライドをしたのは2ヶ月前。そして、その際のコースは獲得標高は800m弱でした。

     

    それに対し、今回の200kmブルベは獲得標高が2900mを超える難易度の高いコースです。

    200kmブルベの制限時間は13.5時間です。

    海岸沿いにある緩急のある短いアップダウンと爆風がランドヌール達を追い詰める。

    ロードバイク歴7ヶ月の初心者ソラは果たして、200kmブルベを完走できるのか!?

     

     

     

    <START前>

     

    AM3:30 ランドヌールの朝は超早い。朝というより深夜。

     

     

    ↑持参した参加申込用紙と交換にブルベカードを受け取り、予め決められた時刻になるとブリーフィングと車検が行われます。

    ブリーフィングとは…運営スタッフさんがコースや注意事項の説明をする集まり。(遅刻しないようにするんやで)

    車検…装備の確認をします。不足があると出走できないので注意。ヘルメット、反射ベスト、前照灯(フロントライト)、尾灯(リアライト)、筆記具、ベル。 ※前照灯と尾灯については距離カテゴリーによって必要数が変わるので注意。

     

     

    はじめての200km。どんなドラマが待っているのか。

     

     

     

    <一緒に走ったメンバー>
    ソラ(宇宙人)
    えるさん(しかさん)
    H.Yさん
    青色大好きマン(りょうちん)
    くろまめ(つのだ)

    ※H.Yさんは30分遅れの8:00スタート組です。しかし…!(詳細はまた後で)

     

     

    H.Yさんを除く4人は7:30にSTARTです!

    21:00までに完走できれば200km認定されます。

    ※ブルベとは…フランス語で認定って意味やで。よく間違えられるが競技ではない。完走するとタイムに関係なく等しく称えられる。要は自分との戦いなのであーる。

     




     

    <START→フォトコントロール>

     

    人によって楽に登れる登坂速度が違うため坂では4人がバラバラになる。

     

    自分より走力が高いメンバーに合わせて登ると脚が削られるからマイペースを維持するべきw(戒め)

    えるさん速えええぇぇ_(:3 」∠)_ぐぁーあ

    よゐこのみんなは気をつけようね!

     

    昔ながらの家に挟まれた細い路地の向こうにひっそりと神社が佇んでいました。

    30km走った。残り170kmだ!

     

    さっき海に向かって下った激坂を登らなければならない(´;ω;`)

     

     

    <フォトコントロール→PC1>

    PC1  72km地点で運営スタッフさんからブルベカードにサインを貰い、4人は先へと進む。

    4人ともまだまだ元気だ!

     

    お昼時にコンビニで25分休憩。出発数分前にH.Yさんがやってきた。数分間会話を楽しんでお別れ。

    H.Yさん速くないですか? これはひょっとすると!?

     

     

    <PC1→通過チェック>

    長い峠を登り終えてまた下る。

    通過チェック 135km地点

    売店の奥にあるスタンプをブルベカードに押すことで通過した証拠とします。

     

    近くでトレイルランのイベントに参加していた同い年のランドヌールJuneさんが会いに来てくれました!

    話してたら元気が湧いてきたぞ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

    JuneさんのTwitterアカウント

     

     

    BRM810松坂300km 真夏の夜のソロブルベ 〜アッー!猛暑でDNF寸前!?

    ↓この青緑色のウェアを着ているのがJuneさんです!

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part1(START前〜PC1)

     

     

    道の駅まんぼうで販売している まんぼうの串焼き は美味かった。鶏肉のような味で鶏皮と帆立の貝柱の中間くらいの歯ごたえが楽しいぞ。

     

    紀北町を訪れた際にはぜひ食べてみてほしい!

     

    現在はまんぼうを獲ることが禁止されていて、偶然網に引っかかった分だけを調理して販売しているそうな。

     

     

     

    道の駅まんぼうを出発する数分前にまたH.Yさんがやってきた。少しだけ話してまたお別れ。

     

    速いぞ!? どんどん距離の差が縮んでいる!

    これは、これは、ひょっとすると!?

     

     

     

    <通過チェック→ラスト1km>

     

    長い荷坂峠を登りきり、まんぼうの丘で海を眺めながら疲れた脚を休める。

    まだ走れるが、全員が疲労を感じていた。

     

    トンネルを抜け、60km/h超えの爽快なダウンヒル!

     

    それが終わると平坦道だ。

    思い返してみると、ここまでのコースは登りと下りで全体の9割を占めていた気がする。

     




    大内山牛乳のお店で休憩した後に山を走っていると、後ろから聞き覚えのある声が…!

    キタ━(゚∀゚)━! H.Yさんだ!(4人のトレインを単独で追いかけ30分差を巻き返すH.Yさん何者ですかww)

     

    ここからは5人でFINISH地点を目指すことになった!




    覚醒した青色大好きマンが30km/h overでトレインを1時間弱引き続ける。

    その後、つのだと交代して爆走。(安定の25km/h巡航です。ハイ。)

     

    トレインをしばらく引いていると、後ろの方で一斉にみんなの声がしたような気がした。

    そのまま50mほど進んだが後ろを振り向くとそこには誰もいないw

    ミスコースか!? それとも神隠しか!?

    いや、でもサイコンを確認するとルートは正しいし…。

    戻ろう。みんなと合流して事情を聞くと青色大好きマンが落車していたらしい。

     

     

     

    どうやら、横を抜かそうとした車が隣で急に止まったのを不審に思って見てたら、ガードレールと熱い抱擁を交わしてしまったらしい。

     

    左脚を吊ってかすり傷を負っていたが、20~25km/hで巡航できるようだ。今回ばかりはDNFするかと思ったが、完走しか知らない男の身体とメンタルは強かった。

     

     

     

     

     

     

     

     

    <FINISH>

    伊勢を起点にぐるりと200km走ってようやく辿り着いたFINISH地点。

    あとは認定されるだけだ!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    これでソラもランドヌールだね、おめでとう。

    破竹の勢いで次の300kmも一緒に完走しようじゃないか!

     

    運営スタッフの皆さんありがとうございました。

    海とグルメが満喫できるいいコースを仲間と走れて楽しかった!

    2020年もSR認定獲得の為に頑張りまっす。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    これを読んでいるあなたもこれを機にぜひブルベに挑戦してみてください!

    ↓ブルベ開催本数世界一のクラブ オダックス近畿

    2020年開催BRM一覧

    距離が伸びるにつれ、新たな装備と更なる走力が必要になるので200kmから順番に挑戦することをオススメします!

     

    さて、次はどこを走ろうかな。

    to be continued…。




     

  • ブルベ

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part4(PC3〜FINISH)

    <PC3〜PC4>

    食欲がないためキレートレモンだけを購入。

    この酸っぱさと炭酸がクセになるんだよな!

     

     

    PC3 211.8km 08:30(スタートから12時間30分)に通過

    時間貯金は1時間半ちょっと。まだ余裕がある。

     

     

    休憩を10分だけ取り、先に進むことにした。

     

    前のランドヌールたちがAv.7~10km/hで走る。そのペースについていけず置いていかれる。このダルさはなんだ…。塩分タブレットを食べてこまめに水分補給しよう。

     

    ポカリスエットが入っているはずのボトルを口に咥えて握るとボシュっと虚しい音が響いた。

    残っているのはもう一方のボトルに入ったぬるいむぎ茶300mlだけのようだ。

     

     

     

     

    暑い。身体が前に進むことを拒んでいる。喉の乾きを感じる。一刻も早く水分補給しないと。ボトルの中身は残り少なくなっていたが、自販機は見つからない。

     

     

    実はこの時、左手にある茂みで5回吐いていた。

    ボトルに残った麦茶を200mlくらい太い血管のある首や熱くなった頭にかけ身体を冷やす。

    む、麦茶の香りに包まれている…。そりゃ、そうだ。

    塩分タブレットと麦茶の残り100mlを飲み、日陰で横になって目を閉じた。

    アスファルトに寝るのは痛かったから、せめて頭だけは痛みから守りたくて反射ベストとウェアを脱いで枕代わりにした。

    この姿を側から見たら、真夏のアスファルトに寝そべる半裸のキチガイ自転車野郎である。

     

     

     

     

    あ、そうだ!大型サドルバッグに余った麦茶を取っておいたはず!これを飲んで命拾いをした。

    万が一、熱中症が悪化して動けなくなったとき誰かが気づいてくれるかもしれないからTwitter上に現在地が分かるように地図を表示してから寝よう。

     

     

     

    エンジン音がする…。あれ目の前に白い軽トラが停まっている。すると、お爺さんが運転席から降りてきた。

    どうやらこの倉庫の持ち主のようだ。勝手に所有地で寝てしまったことをお詫びした。

    無言だが笑顔を浮かべて頷くお爺さん。これは…許されているのだろうか。

    少し体調が回復した気がするので、お礼を伝えて、再び走り出した。

     

    先ほど横になっていた地点から1km先に自販機を見つけた。これで水分の確保ができる。

    水2本と緑茶1本を購入。これでいつでも水かけで身体を冷やせるぞ。

     

     

    300km走るから重くて肩こりや腰痛の原因になると判断して装備してこなかったハイドレーションバッグを

    もし背負って出走していたら、暑さにやられ吐くことはなかっただろうか。

     

     

    徐々に体調が回復していくものの、スピードを上げられる体力はなく黄金のタレを発動。

    事前に稼いでおいた時間を削りながらいのちをだいじにタラタラと走っていた。

     

     

    田園地帯に入ると500mくらい先に4人のランドヌール?ランドヌーズ?を見つけた。

    前に誰かいる方が心理的に安心するため、降りだけ飛ばしてその背中を追いかけた。

     

     

    なんとか追いつき一番後ろを走ってる人に声をかけて気が付いた。

    https://twitter.com/phantomone4

    ↑きなこさんのTwitterアカウント

    この方は見覚えがある。昨年のBRM915米原600kmでご一緒したトリプルSR(1年でSRを3セット♡)を獲得したAR中部の猛者だ。

    あの時は7人のギリギリ隊ランドヌールトレインに30kmほど乗せてくれた上にFINISH地点まで20km 残り90分の場面で確実にSR取ってこい!って送り出してくれたっけな。

     

    ※SRとは 仏語 シュペールランドヌール 日本語で「すごい自転車乗り」という意味。

    1年で4つの距離カテゴリー(200km, 300km, 400km, 600km)を完走し、認定されてSR申請をすると獲得できる称号。

     

     

     

    他にも東海地方の猛者であるランドヌールが揃いに揃っていた。

    https://twitter.com/djebel03

    ↑ジェベさんのTwitterアカウント

     

     

    https://twitter.com/9kyokunokotae42

    ↑まーびんさんのTwitterアカウント

     

     

    https://twitter.com/takachakko

    ↑ちょっこさんのTwitterアカウント

     

     

    みなさんと一通り会話を交わしながら、一緒に長い坂をゆっくり登っていく。

    しばらくすると、道路の脇で見知らぬランドヌールが満面の笑みで手招きをしている。

    一体どうしたんだ?あっ、これは…!

    そこには冷たくて綺麗な川があった!

    つのだはもちろん頭から被ったぞ〜 水でボトルを満タンにした!

    水を手に入れたジェベさん。

     

     

    まーびんさんとちょっこさんも水遊びをしていた。

    この川のおかげで長い坂を乗り切れたのは言うまでもない。

     

     

    4人とお別れして、PC4まで残り10kmの地点までやってきた。

    急勾配のアップダウンがさらに体力を削っていく。

     

     

    GARMIN、お前もか。暑さで画面が真っ暗に。

    再起動しようとしたがビクともしない。

    260km以降の走行記録が残せないから、ここだけの話ちょっと涙目になってた。

     



     

    <PC4〜FINISH>

     

     

    いつしかジップロックに入れておいたブルベカードまでボロボロになっていた。

    道の駅にあった売店は野菜販売と木工品がずらりと並んでいて補給食となりそうなものがほとんどない。

    何も買わず売店を出る。

    備考欄を読んでブルベカードに通過時間を記入した。

    PC3で1時間半以上あった時間貯金がPC4では46分まで減っていた。

    水分補給とフードポーチに取っておいた焼きタラコのおにぎりを胃に流し込み

    20分だけ休んで40km先のFINISH地点へと向かった。

     

     

    じゃあな、せんとくん!また来るよ。

     

     

    サイコンが表示できないいま、頼れるのはキューシートとコマ図である。

    しかし時間制限が迫るなか、備考欄と距離、進行方向を逐一確認して進むのはミスを誘発するし、得策ではない。

     

    考えた末に、PC4を飛び出した2人を30m後ろで尾行するという姑息な手段に手を染めた。

    うん、完走が何よりも大事。その後、登坂で追いついたので3人の横を颯爽と抜いていったe-bikeの話題で雑談をしていた。

    そのe-bikeの人が反射ベストを着てたんだ。一瞬、豪脚ランドヌールかと思ったよ。

     

     

    道路脇に名水があった。ここで飲む分は無料らしいのでたらふく飲んだ。

    ついでに頭から豪快に水を被る。

    お金を入れてボトル2本にも水を注ぎ蓋を閉める。

     

     

    その後はランドヌール5人の集団に加わり、涼しい林道を降っていった。

    FINISH地点の10km手前あたりでジェベさんが後ろからやってきた。

    残り時間は1時間ちょっとある。ここまで来れば完走間違いなしだろう。

    自販機で水分補給をしながら雑談をする。どうやら父と同じ年齢のようだ。

    ハンドサインを欠かさないこのダンディなジェベ父さんはなんと愛知から三重の松阪まで自走できたらしい。

    いま乗っているロードバイクを購入したのはたった1週間前とのこと。

    この過酷な300kmブルベと自走往復250kmの合計550kmを走りきっていた。

    いや…もう何してるんですかww。また新たな変態自転車乗りに出会ってしまった。

     

     

    体力がかなり回復していたので青緑のお兄さん(最初から最後まで出会ったり別れたりしていた)とジェベ父さんとトレインを組んで35km/h巡航で残り2kmを走る。

     



     

    <FINISH>

    FINISH地点の武道館に辿り着いた。

    会議室の扉を開けると、冷気が身を包む。そこは天国と呼んで差し支えない。

    アホ顔でアッー!と声を出して静止したせいか、先に到着していたランドヌールやその家族の人?に笑われた。

    運営スタッフの今野さんから完走タイムが告げられる。

     

    ブルベカードに完走タイムや署名を行い、PC3とPC4のレシートの提出を求められた。

    え?PC4って道の駅だっけ。あれ、おれ買い物してないからレシート持ってないや…。

    あっ…これ、完走したけど必要条件を満たせずに認定されないパターンだよな。



     

    今野さん:「ブルベカードが汗で濡れてる!濡らさないでね」

    つのだ:「ごめんなさい。」

    今野さん:「道の駅のレシートないの?ブリーフィングでもちゃんといったよね?」

    つのだ:「すみません、聞き逃してました。」

    今野さん:「道の駅を通過せずに290kmで戻ってこれるルートがあるから、レシートチェックをしているんです。」

    つのだ:「…。申し訳ないです。(なんも言えねえ)」

    自責の念で頭が真っ白になった。

     

     

     

    今野さんに対して合理的、理路整然としていてルールに厳しいスタッフという印象を持っていたので恐らく認定してもらえないだろうと、しょんぼりして諦めていた。

     

    一筋の希望の光を残して。



     

    これは3週間前の今野さんが残したTweetである。

     

     

     

    この方は自分の主張を曲げることはしないだろう。

    レシートを代理で取る不正はできてしまうのでレシートには証拠能力がないという認識を持っている。

     

     

    しばらく間を開けて今野さんはこう言った。

    今野さん:「メダルは購入ですね。1000円ください。」

    つのだ:「え?いいんですか!?(やったぜ)」

     

    メダルを購入できるということは認定されたということだ。

     

     

    距離305.9km  獲得標高:不明(実測でも4000m前後はあったんじゃないかな?)15:20  完走タイム19:20

    にゃ〜ん♪(疲れたぞ、早く温泉に浸からせろ)

    最後までハラハラドキドキだったね!

    無事にBRM810松阪300km真夏の夜のソロブルベを完走、認定されました!

    りょうちんが居なくても目標達成をすることができた。

    こうしてランドヌール2年生のつのだはようやく一人前のランドヌールになることができました。

    次はどのブルベに出ようかな。

    また何処かで会いましょう。

     

    長文を読んでいただきありがとうございました。

    to be continued…。




  • ブルベ

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part3(PC2〜PC3)

    <PC2〜PC3>

     

     

    食べ物を購入できる場所がなく、時よりランドヌールに会うもののペースが合わず単独で暗闇の山中を50km駆け抜けたつのだはようやくPC2に辿り着く事ができた。(ライトを消すと明かり1つない暗い道もちらほら  PC1〜PC2が最も心細く感じた)

     

     

    PC2 約155km 03:34に通過(STARTから7時間34分)

     

     

     

    主催者の今野さんが陣を構えている。

    オダックス近畿の旗を見て安堵感を覚えた。

     

     

    今野さんに言われた通過時刻をブルベカードに記入後、PC1のレシートを同時に見せサインを貰う。

     

     

    これは翌日の主催者の集計から発覚した事実だ。

    4時台にPC2を通過した参加者は時間貯金がなく吉野の猛暑の中、無理をして走る事を強いられたに違いない。

     

     

     

    これが用意されたカップラーメン1つ200円で販売されてました。

    補給場所がないこの区間で200円なら良心的な価格だなと思った。

    まだ補給食が残っているからパス。

     

     

    ボトル1本分の水分があったからよかったけど

    自販機見たら8割方の飲み物に売り切れの赤い文字が浮かんでいた。

    遅い奴には選択肢すらないという残酷な現実が目前に広がっている。

     

     

    ここまで155km 獲得標高1715m

    長い休憩を取って4:20に再出発した。

     

     

    4:30過ぎだったかな?空が少し明るんできた。

     

     

    自販機を発見!これでボトルを満タンにできるぞ。

     

     


    疲れていて背後の気配に気づかなかったが、後で出会うちょっこさんにこの時既に見つけられていたようだ。

     

     

    ほどなくして、長く走り親しんだ補給場所皆無のR169から左折するようにサイコンがアピールしてくる。

    左折して思わず脚を止めた。一寸先は闇…えっ、急にどうした。

    ライトで照らしてる範囲しか見えねえ。路面がガッタガタ。一目で分かるクソ林道や!

    気持ちが昂ぶる。クソ林道は大好物なのだ。

    念の為キューシートを確認していた。

     

     

    クソ林道の名は。旧行者還林道というらしい。

    ランダムにグレーチングが裏返っているランドヌール・ランドヌーズ殺しの道である。

    世界遺産大峰奥駈道(おおみねおくがけみち)と書いてある。

     

     

    平均勾配5.8%で9.9km 572m up この路面の悪さでこの登りなかなかエグい。

     

     

    夜明けを迎えた。

     

     

    曲がりくねった道、この区間の平均斜度は10%近いんじゃないかな?

    息を切らしながらゆっくり登った。

     

     

    グレーチングの横溝が大きい。

     

     

    見るも止まらぬ速さで駆けあげるランドヌール。(偶然の手ブレが産んだ傑作)

    実際ペースは速かった。

     

     

    グレーチングの溝をこまめに確認しながら進む。

     

    ※疲れてきたため徐々に写真撮影を理由とした小休憩が多くなります。

    小休憩。

     

     

     

    木漏れ日と自転車。

     

    朝日に照らされる山々。

    一人のランドヌールがやってきました。

     

     

    にゃーん。

     

     

    この景色を見るために走ってきたんだな。

     

     

    照りつける朝日。

     

     

     

     

    今回の最高地点にあったボロ小屋。

     

     

    距離が173km 獲得標高が2500mになりました。(スタートから10時間が経過)

     

    2回目の投与。あれ?5時間半しか経ってなくない?30分早いよ。

    というツッコミは受けつけません。眠くなってきたので自己判断でお願いします。

     

     

    この看板の文字間違ってない?国道じゃなくて酷道だったぞ。

    だけど、景色がよかったからOK!

     

    行者還トンネルの手前にはひと段落ついて休憩しているランドヌールが5人もいました。

     

     

    このトンネル出口が見えないんですが…。

    大丈夫なの?これ霊的なやつ出ないよね!?大丈夫だよね???

     

     

    躊躇っても仕方がないので、5人を置き去りにして100mほど進んでみた。

    トンネルの中は冷気が漂っている。写真見て分かるだろうか。

    トンネルの奥の方に小さな光の点がありますよね?

    そこが出口でしたが体感では長さが2kmはあるような気がしました。

    霊感が全くない鈍感つのだは自転車に乗りノンストップで突き進む。

     

     

    トンネル出口から数km降った地点、石造りの橋はガッタガタ。コンクリートもでっこぼこ。

    下りでスピードが出せず25km/hくらいでゆっくり進んだ。

     

     

    気づけばランドヌール4人と合流して走っていた。が、写真撮影を優先して停止。

     

     

    写真を撮り終えて進むと先ほどの4人が足止めを食らっていた。

     

     

     

    どうやら、車がすれ違う幅がなく、白い車が後退して道を譲るのを待っていたようだ。

     

     

     

    渓谷を抜ける道を走る5人。

    このオレンジ色の反射ベストの人の正体を後で知ることになるんだが、フォロワーのジェベさんでした。

     

     

    りょうちんに貰ったお土産を頬張る。

    オレンジ味の羊羹だ。パサパサしておらず水分が奪われる感じがしない。

    羊羹が苦手なつのだでも食べやすかった。

     

     

    渓谷を脱出したランドヌールたち。

    道幅がようやく広くなった。

    補給できる店が未だなく補給食が尽きかけている。

     

     

    カフェイン剤が効いて高速ダウンヒルをしている途中に40kmぶりの自販機を見つけた!

    2つのボトルを満タンにして、ペットボトルに残った400mlの麦茶を大型サドルバックにしまった。

    ここで飲み切らずに取っておいたおかげで後の自分を救うことになる。

     

     

    距離196km 獲得標高2552m  07:18(スタートから11時間19分)

     

     

    204km地点で道の駅に寄り道。

     

     

    108km走って、やっと食事を摂れました。

    お腹が空いていたものの暑さのせいか食欲があまりなかったためメンチカツのランチパックと大きめのバナナを食べて再出発しました。

    滞在時間は20分くらいだったかな。

     

     

    草木が覆う涼しく長い下りで調子にノっていたつのだ。

    4.8kmをAv.42.7km/hで降りました。

     

    その後の日差しがキツい平坦をAv.30km/hで快走。

    この時は300kmを18時間で完走できるペースだと思っていて気持ちの高揚に身を任せ追い込んでいた。

    今思えばこれが命取りとなったのは明白だ。



     

     

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part4(PC3〜FINISH) に続く!↓

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part4(PC3〜FINISH)

  • ブルベ

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part2(PC1〜PC2)

    <PC1〜PC2>

     

     

    PC1 56.1km 22:16に通過(STARTから2時間16分)

    トイレを済まし900mlのポカリスエットとカリカリ梅、ドライフルーツみかん、塩おにぎりを購入した。

     

     

     

    https://twitter.com/YuruPott_Hiro?s=17

    ↑紳士的なゆるヒロさんに声を掛けていただきました。嬉しい。18時間50分で完走されたようです。強い方だ!

     

     

    塩おにぎりをフードポーチに詰め込み。

    10分だけ滞在して155.2km地点にあるPC2に向けて走り出す。

     

     

    夜に単独で走っていても前方にランドヌール・ランドヌーズがいるだけで安心する。

    この人ミスコースして消えていったけど、大丈夫だったかな?

     

     

    多分、さっきミスコースした人かな?

    だとしたらちゃんとルート上に戻れたみたい。

    ぐるりと一周しながら登る道が目前にある。

     

     

    勢いよく登っていくランドヌール。

     

     

    上から見るとこんな感じ。

     

     

     

    ちゃんと映像もご用意しましたよ。

    オレンジ色の人登り速くない?

    楽しんでる証拠か。

     

     

    Av.28km/hで巡航。25km前も後ろもいない状況で寂しく夜道を走った。

    骨伝導のMP3プレイヤーがもっと欲しくなりました、ええ。

     

     

     

    ちょっと小休憩。

     

     

     

     

     

     

     

    0:30 眠気がやってきたので魔剤カフェイン剤を投与。

    1回2錠の中には、カフェイン200mg(コーヒー3〜4杯分)、ビタミンB1、B6、B12が入っていて

    睡気と倦怠感を取り除く効果があります。1日2回、服用間隔は6時間以上です。

    用法・用量を守って覚醒しましょう。

     

     

    25分の長めの休憩を終えて、キューシートを読む。

    えっと…この先120kmコンビニなし!!

    ここから補給困難のハードモードに突入するわけか。

     

     

    矢ノ川峠に入りました。

    平均勾配6.1%で4.4km 278m up

     

     

    最初の100kmの難易度は中級に感じた。

    この先200kmは何が待ち受けているんだろう。

     

     

    矢ノ川峠クライムのTT区間はここで終わり。

    だが、登りはまだ続くようだ。

     

     

    思わず自転車を降りるランドヌール。

    この3人組もトンネルが頂上だと信じて登っていたらしく同じように嘆いていた。

     

     

    それでも進むしかないんじゃー!オラオラオラオラオラオラオラオラーッ

     

     

    今年の1月の600kmブルベでDNFした熊野市です。

    あの時の寒さとは打って変わってに暑さで苦しんでいます。

     

     

    Av.28km/hキープで進む。魔剤でキマってますわ。ヘヘッ。

    疲れをあまり感じない。

     

     

    奈良県に突入!

     

     

    備考欄に書いてある124km地点 本当に大切なものは失ってはじめて気づく

    水分が残り300mlしかない。これはマズイな…。自販機が見つからない。

     

     

    片道交互通行の信号で2分待ち。

    後ろに2人いる。

     

     

    工事現場近く?に設置された自販機で水分を手に入れることができた。

    それよりも駐車場に止まっている車のお兄さんが車内からこちらを凝視してて怖い。

    こんな時間に山中で何してるの?(今思えばお兄さんも真夜中に自転車乗ってる奴を不審に思ったに違いない)



     

     

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part3(PC2〜PC3) に続く!↓

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part3(PC2〜PC3)

  • ブルベ

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part1(START前〜PC1)

    どうも~ へっぽこランドヌールのつのだです!今回はBRM810松阪300kmを走ってきました。




    ランドヌール2年生にして、初めて夜スタートかつソロでブルベに出ました。

    頼れる相棒のりょうちんがいないので何が起きようと自力で対処しなければいけません。

    完走して一人前のランドヌールであることを証明しよう。

     

    ブルベ(Brevet)とは フランス語で「認定」を意味する。

    ※ランドネとは ノーサポート・自己責任の長距離サイクリング

    ランドヌールとは ランドネをする男性のこと。

    ※ランドヌーズとは ランドネをする女性のこと。




     

     

    <ブルベ当日 START前>

    ブルベ当日のつのだはというと早速、窮地に追い込まれていた。

     

    START前に夜ご飯を済ませておこうと、18:50に海鮮丼屋に入店したのはよかったが

    つのだの注文後に8人くらいのお客さんが雪崩れ込んできてワンオペ店員さんが大忙し。

    これは時間がかかるかもしれない…。店員さんファイトです!

     

     

     

    きた!1,200円のマグロ丼をゆっくりと味わえず、4分で完食。

    隣の観光客にきっと引かれたが、そんなこと気にしていられない。

    下見をしておいた集合場所の松阪駅西口に大至急で向かった。

     

    記入済みの参加申し込み用紙を運営スタッフさんに渡して、その代わりにブルベカードを受け取ります。

     

     

     

    ↑この青い用紙がブルベカード ※PC(仏語 Point de Control:ぽわんどこんとろーる チェックポイント)を通過した時間を記入する用紙。

    ブルベカードを無くしてしまうと完走しても認定されません。

    命の次に大切なものです。たまにブルベカードを落とす方がいます。今回もいましたが運よく他の参加者が拾って届けてくれるとは限りません。

    レシートチェックの場合はコンビニや道の駅で商品を購入して、貰ったレシートに記載された時刻を通過時刻としてブルベカードに記入する。(自戒)

    ※この際、レシートは必ず取っておくこと。

     

     

    ブリーフィングとは出発前にブルベの運営スタッフさんがコース説明や変更点、注意点を口頭で伝える為の集まりです。

    事前に公開されているコマ図(距離や進行方向を図解してあるもの)やキューシート(距離や進行方向、注意点などが書かれたもの)に記載してあること以外に重要なことを追加説明される場合があるので、油断しないで一言一句逃さず聞きましょう(自戒)。今回のブリーフィングではPC2で購入可能なカップラーメンを用意する為に個数を集計する挙手が行われました。

     

    しつこいくらいお伝えしますが、ブリーフィングは一言一句逃さず聞きましょう。

    この段階で致命的なミスをしていることにまだつのだは気づいていない…。

     

     

    今回ブルベデビューしたフォロワーさんのお二人に会えました。

    https://twitter.com/bmc_ridley?s=17y

    ↑あおまるさん

     


    https://twitter.com/apearbikes?s=17

    ↑いやもとさん

     

     

    ↑コース説明

    難易度:上級

    夏の松阪の行者還トンネル(2年ぶり3回目の開催)

    夜に松阪を出立し尾鷲・熊野市を経由して、早朝より大峰山中 旧行者還林道へと挑みます。

    吉野に到達した後は伊勢本街道経由で松阪へと向かいます。

     

    この難易度の高さは真夏の暑さと300km中210kmはコンビニがないという要因によるものだと身をもって思い知った。

     

    距離は306.5km ※300kmちょうどじゃないの?と思われた方へ。ブルベでは下2ケタkmは誤差なのです。

    獲得標高は4539m 獲得標高が距離の1.5%弱なのでやや登りがキツいコース設定といえるでしょう。

    ※個人的には獲得標高が距離の1.0%以下であればブルベにおいて標準的な登りだと考えています。

     

     

     

    ブリーフィング後に車検がありました。

    300kmで行われる車検の内容はフロントライト2個、リアライト1個(点灯)、ベル1個、反射ベスト(着用)です。

    無事、車検をクリアしました。

     

     

     

     

    主催者の今野さんによると今回のブルベは

    出走66人

    DNF15人

    完走51人

    完走率は77.2%だったようだ。

    300kmにしては完走率が低い、過酷さを物語っている。

     

     

    まとまってスタートすると駅の利用者に迷惑をかけるからだろうか。

    19:55頃に車検が終わった人からスタートしていいと言われる。

    出発時刻に関してはゆるい場合が多いぞ。

     

    ツイートしてからトイレに駆け込んだため19:58にスタート!

    300kmは制限時間が20時間です。よし、いくぜ!



     

     

    <START〜PC1>

    松阪駅西口を離れPC1に向けてペダルを回し始めた。

    これがキューシート。

    キューシートを頼りに走るもよし。備考欄には注意事項だけでなく、スタッフの好意でお得な情報が載っていることがある。

    個人的にはサイコンに自分で入れたルートを見て走るのがオススメです。サイコンが使えなくなった時のために必ず持っておこう。

     

     

     

    いつも最後尾になりがちなので、これでも好スタートww

    松阪駅周辺は信号が多いため、思うように進まない。

    前後合わせて20人ほど並んでいただろうか。

    危険なのでまとまって走る場合は10人までにしよう。

     

     

     

    大型サドルバッグの上にちょこんと座る守護者くろまめ。

    後ろで走るランドヌール・ランドヌーズはくろまめとのにらめっこをお楽しみください。

     

     

    4で平坦基調のどストレートが21.8km続くため、信号待ちで分裂した10人以下の集団がいくつも自然に形成されていた。

    これは無賃乗車し放題じゃないか(ゲス顔)

    ※知り合いだけで形成されたトレインの場合はやめましょう。なんでそこにおるねんって嫌われます。もし乗るならせめて挨拶や世間話をしようね。

     

     

    先頭を走ることを避け、先頭の人がスピードダウンしたら単独で加速、集団を離れ前を走る集団のトレインに加わる。

    狡い戦法を乱用し、体力の低下を抑えつつも20人ほど抜かしていく。

    ソロで参加したつのだは完走するためなら手段を選ばない狡猾さを遺憾無く発揮していた。(りょうちんいつも引いてくれてありがとう)

     

    紫色のウェア?を着たグランフォンド姉さんのトレインは安定してAv.28km/hで巡航しており大変お世話になりました。

     

     

    視線を右側に移すとお城がそこにあった!なんだろう?温泉?それとも宿泊できるエロい城?

    最終的に疑問を晴らすことはできなかったが、いかがわしい妄想で活力を得たつのだは勢いよく先に進んだ。

     

     

    ハァハァしながら前の集団に飛びつく。

     

     

    坂に入ってダンシングで追いつこうとしているようだ。お兄さん、頑張って!

     

     

    5で左折。10人くらいの集団。

    錦峠の緩い坂を走っていると数人が加速していく。

    これはPC1が近い証拠だ。加速の波に乗り3人追い越してトンネルを通過。

    暗くてカーブを繰り返す坂をAv.40km/h前後で降っていく。

    全てはトイレと会計で並ぶ時間を減らすためだ。



     

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part2(PC1〜PC2) へ続く!↓

    BRM810松阪300km 真夏の夜のソロブルベ ~アッー!猛暑でDNF寸前!?~ Part2(PC1〜PC2)

  • ブルベ

    BRM413中部300km 登っちゃえば、ほぼ下り!?獲得標高4300m over(´ ゚ω゚`)

    今回は愛知にあるAR中部のBRM413中部300kmにりょうちんと参加してきた!

    300kmブルベは制限時間が20時間だ。

    だから8:00からSTARTすると

    翌日4:00までにFINISHすればいい。

    さすがAR中部 毎度の如く、獲得標高がエグい。

    起伏に富んだ平坦!? 言葉遊びが過ぎるぞww それ、坂でしょ(笑)

    もっとも遠い地点でPC2がある静岡の森まで行く。

    ちなみに自転車で静岡に行くのはこれが初めてだ。

    ブリーフィング前にリラックス~ してる

    ただの痛い子ですね。ハイ。いい写真だ!

     

     

    そして始まるブリーフィング。

    この日はパッと見でも60人近くのランドヌール・ランドヌーズが集まっていた。

     

    武者震いするぜ と意気込むくろまめ。

     

     

     

    8:00になりスタート!したものの

    道の駅瀬戸しなの前の道路は交通量が多くなかなか横断できないため、長い待機列で時間を無駄にしていた。クラブによってはブリーフィング後の車検が済んだ人からスタートできる場合がある。ここで先頭と最後尾の差は出走者が多いと15分ほど開く。距離に換算するとグロス20km/hで5kmの差がつくからスタッフの指示をよく聞いて素早いスタートを心がけよう。

     

    長い登坂を終えて稲武にあるPC1のコンビニ に辿り着いた。距離は48.5km ここまで2時間30分くらいかかった。

    既に1007m upしている。

    あと250km以上残ってるんだよ?登りすぎやろー!

     

     

    という、ツッコミも虚しく我々は茶臼山高原道路を目指し度々斜度10%を超える急な坂を登っていた。

     

     

    パシャリ。今回のブルベの最高地点。もう春だというのに雪が残っていた。

    茶臼山高原道路 標高1115m。 ここまで4時間弱で60kmちょい走った。

     

    ブルベペースは15km/hなので時間貯金が全くない状況ということだ。次のPCのCLOSE TIMEに間に合わなければその時点で失格になってしまう。が!我々には稼いだ標高がある。

    下りは勝手に速度が上がるためサドルの上で休んでいても時間を稼ぐことができる。

     

     

    そして、ようやく辿り着いた愛知と静岡の県境。

    この小さな石橋の向こうが静岡だと思うと遠くまで来た実感が湧いてくる。

     

    桜が綺麗だったよ。

     

    PC2のある静岡の森に到着!

    STARTから8時間 ここまで143kmくらいか。

     

     

    そこからPC3のある湖西へと向かった。
     

    PC3 湖西にあるコンビニに到着 195km地点で19:00を迎えた。

    あと9時間で105kmを走りきれば完走できる。これなら間に合いそうだぞ! 

    しかし、ラスボス本宮山が僕らの進行を阻む。

     

    え?ここ登っていくの?

    距離は200kmを超えて獲得標高3000m 当然もう脚は死んでいる。

    なのに目の前には400~500m upはするであろう

    本宮山の長い登り坂が待ち構えている。

     
     
     
    少し重めのダンシングを織り交ぜゆらゆらと坂を登り切る。
    静まり返った道の駅つくで手作りに到着すると、寒さに凍えたランドヌールたちが
    そこにいた。この標高600m付近の気温はなんと5℃。
    とても4月の下旬とは思えない寒さだった。
    自販機で買ったコンポタージュを胃に流し込むと身体の中心から温かくなっていく。
     
     
     
    身体が冷え切る前に再出発した。

    15km以上の長い坂を降りPC4に辿り着いたのは23:30

    残り4時間半で30kmを走ればいい。もう完走したも同然だ。

     
     
     
    残り10kmを切るとスーパーハイテンションに!
    ゴールまであと500mのところでつのだとりょうちんの屍スプリント合戦が始まる。
    300km近く走ったボロボロの身体で重いギアを無理やり回し、40km/hで競り合う。
    このあと、気分が悪くなったのは言うまでもない。よゐこは真似しないでね。

     

    2時間ちょっと時間を残し無事完走、300kmの認定を受け1000円でメダルを購入。

    銀色に輝くメダルはカッチョいいぞ。

     

     

    これで2019年は200km,300kmを完走した事になる。

    SR認定まで400km,600kmを残すばかりとなった。

    来週4/20は静岡の興津へ遠征して400kmブルベに挑む。

    さて、どうなることやら。

    to be continued…

  • ブルベ

    こんなブルベデビューはイヤだ!?BRM310中部200km

    やっとFINISHだ!ああ、寒いぃぃぃぃ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 110km6時間半に渡って降り続いた雨で身体は冷えきっていた。ここは道の駅瀬戸しなのに設けられたFINISH受付だ。

    今回はブルベ初参加のひじりさん、毎度おなじみのりょうちん、そしてへっぽこランドヌールつのだ 3人揃って200kmを完走することができた!

    それじゃあ、今回のブルベを振り返ってみよう。



    ランドヌールの朝は超ーーーーー早いッ!!

    4時起き まだ空は真っ暗だ。START&FINISH地点の道の駅瀬戸しなのへ向かう。ボンゴレスパゲティ、たまごとカツのサンドイッチ、ツナマヨおにぎりを早朝からぺろりと平らげ満腹にしておく。自転車乗りはすぐお腹が減るんじゃ!


    道の駅瀬戸しなの ブリーフィング

    6:45 ブリーフィングが淡々と行われる。

    ブリーフィングでは、コースに関する注意事項や当日の変更点などをスタッフさんが大まかに説明してくれます。

    どうやら、堀越峠の下りにはグレーチングが数多く潜んでいるらしい。滑って落車したくねえww

    https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=645e3a2c90f486d4430b6e149157bcda

    出発前の記念撮影 3人で走るぜ

    7時になって、200kmの挑戦が始まった!



    PC1 46.5km/202.3km ファミリーマート 武儀下之保店

    3人ともまだまだ余裕の表情。

    レシートチェックがあるから、うめぼシィ(「🔴・ω・)「🔴を購入。疲労回復や腰痛や肩こりの緩和、食欲増進の効果を期待してカリカリ梅を飴のように舐めながら走る←そこはカリカリ噛めよ!

    ただ走るのも暇だから、お口の恋人選びが大事なのです( ✧﹃✧)

    いつの間に撮ってたんだww



    放生峠(ほうしょうとうげ)

    岐阜県武儀郡上之保村から岐阜県益田郡金山町に抜けるのに通った峠。直線は緩斜面だがヘアピンカーブの急勾配がキツイ。斜度が10%を超える箇所がちらほらとあり。

    7割方のランドヌールが頂上で思わず脚を休めていたほどだ。

    うっしゃ!登り切ったで!

    PC2 91.8km/202.3km 道の駅 和良

    PC2はフォトコントロールになっていた。道の駅和良を通過した証明に自分の自転車と対象物(今回は道の駅和良の看板)を一緒に収めた写真を撮るのであーる。

    ちなみにFINISH地点でスタッフさんに写真を確認してもらう必要があるから、撮った写真はしっかりと保存しておこう。証明できないと200km走りきっても完走にはならないので要注意(`・ω・´)

    12:30 出発しようとしたら、小雨が降ってきた(´;ω;`) ここから110kmは雨に打たれて進むしかない。

    だんだん路面が濡れてきた
    本邦初公開!シャワーキャップ姿でもダンディーな雰囲気を漂わせるひじりさんとテムレス手袋を装備したりょうちん。雨が強くなってきたから雨対策だね。

    堀越峠

    10箇所くらい不可避のグレーチングがあって、路面が濡れてたからダウンヒルが怖かった。以上(´ ゚ω゚`) 余裕がなかったから写真が1枚も撮れなかったぜ(笑)



    道の駅 美濃にわか茶屋

    急遽トイレ休憩で立ち寄った道の駅 美濃にわか茶屋。

    10km先にあるPC3のCLOSEまで2時間弱時間があるから、小休憩という名のグルメ探しに心を躍らせていた。


    屋台で売っていた飛騨牛カレーパンが美味かった!外はサクサク食感でなかには熱いカレーが入っている。小雨で冷えた心と身体を温めるにはもってこいだ。300円でお財布にも優しい。

    PC3 147.2km/202.3km ミニストップ岐阜北野南店

    雨が本降りになってきた。疲労が溜まってきたからリポビタンDをチョイス!

    これを飲むのが、つのだが追い詰められたときのならわしになっているww

    レインウェア着るタイミング逃した上に、対向車の水はねを右半身で受け止めた男。タイツ、靴下びっしょ濡れやん!

    路面が濡れているから、空気抵抗を減らそうと前のローディに張り付けば当然後輪の水はねを顔で受け止めるハメになる。

    一定距離を空ければ避けられるけど、それじゃ単独走行しているのと変わらないため、諦めて 通称ひ汁(ひじりさんの水はね)とちぐ汁(りょうちんの水はね)をこれでもかというくらい顔面で受け止めた。

    FINISH

    ようやく辿りついたFINISH地点。200kmブルベでは制限時間が13時間半に設定されているが、ひじりさんとりょうちんは12時間6分で完走。つのだは12時間7分で完走しました。(道の駅瀬戸しなのへの登り坂でおれだけ脚死んでたとか言えないww)

    FINISHして受付に戻ってきたときの安堵感は計り知れないものだ。認定に必要なレシートを所持しているか、フォトコントロールの写真はあるか、ドキドキしながらスタッフさんに提出物を渡す。完走が認められたら、ブルベカードにゴールタイムと氏名を記入してメダルを購入(1,000円)するかどうかを決める。つのだはメダルコレクターなので毎度買うようにしている。今回は降りしきる雨のなか、200kmを完走したからメダルの輝きがより一層強く感じられて嬉しかった(∩´∀`)∩

    ここでブルベ初参加の感想を見てみよう。

    ブルベは過酷だ。初めてのブルベだろうが容赦なく雨が牙を剥くこともある。だけど、ふと振り返ってみれば、困難を乗り越えたことに満足感を得て、辛かったはずの経験が楽しい想い出へと変化してしまっていることに気づくだろう。少しでもブルベに興味があるのなら思い切って参加してみてはいかがだろうか(*´▽`*) 200kmを完走できる気力と体力があれば、300kmへの扉はもう開いているのだから。

    ブルベの消費カロリーはハンパない!無理なく!?痩せるのでブルベはダイエットにおすすめ

    ブルベ後の温泉は至福のひととき

    ブルベで疲れた身体を温泉で癒す。風呂上がりのコーヒー牛乳やアイスはたまらんなあ。AR中部のブルベ後は天然温泉ことぶきの湯をオススメします!道の駅瀬戸しなのから車で15~20分の位置(尾張旭市)にあって大人(土日祝)630円と料金が安く、ジェットバスやシェイプアップバス、リラックスバスが多いのが特徴です。疲れた身体に強めの水流をピンポイントで押し当てる アアアアアァァァァッ(@_@)効くぅぅぅぅ 

    おまけ

    これにて、こんなブルベデビューはイヤだ!?BRM310中部200kmはおしまい!

    ここまで読んでくれてありがとう。次はあなたがブルベデビューする番だ! 

  • ブルベ

    BRM112和歌山600km 紀伊半島一周Reverse はじめてのDNF 三重グルメと執拗なアップダウンに悶絶!?

    新年早々りょうちんとBRM112和歌山600km 紀伊半島一周Reverseに参加してきました!



    結果はどうだったかというと…。

    つのだは367km / 605.1km 走ってはじめてDNFしました。

    ※DNF・・・Do Not Finishの略、ゴールできませんでした ってことです!

    その一方、りょうちんはというと… 39時間45分で無事完走しました(‘∀`)スンヴァラッッスィィィィィィィ

    今回の600kmは和歌山市のマリーナシティわかやま館前をSTARTして、和歌山市~高見山~伊勢~尾鷲~新宮~串本~白浜~和歌山市と紀伊半島を一周するコースでした。4:30 STARTで翌日20:30 FINISHです。わけわかめですね。

    新年早々、夜通しで600kmも走ろうなんて狂気の沙汰としか思えません。

    つのだの走行履歴 赤いラインが途中で途切れている。

    実際につのだが走ったのは尾鷲を越えた先の熊野市街まで、そこから先は輪行をして和歌山市まで戻りました。どうやって帰ったかはまた後で書きます( ˇωˇ )

    それでは、BRM112和歌山600km紀伊半島一周Reverseの様子をご覧くださいまし~

    START

    4:15 ブリーフィング中の風景 
    4:25 スタート直前

    あ、そういえば GARMIN820Jを買ったよ!
    カラー表示だしルートナビの地図が分かりやすくて良さげ(∩´∀`)∩


    フロントライトはVOLT800の2本体制になったから、夜間走行で峠の下りに差し掛かっても明るくて安心!

    PC情報シートはちぐちゃくのお手製です。
    デキる男はひと味違うぜ。
    なんと、つのだの分まで作ってくれました! 
    4:30のスタート時刻になり、ランドヌール達が続々と走り去っていく。

    出走53人のうち、いったい何人が600kmを走破して再びこの地へ戻ってくるのか。


    んあーーーーーーーーー!!つらいンゴ。いつもは最後尾STARTだけど、今回はできるだけ序盤で時間を稼いでおく為に先頭から2番目の集団に混ざって走っていた。集団の速度が速い。27km/hでグングン進んでいく。

    インフル病み上がりゆるポタ民のつのだには明らかにオーバーペースだった。

    このまま付いていくのはマズいと判断し、40kmを超えた地点で集団と別れ、ペースダウン。早くも疲労感に襲われ、先が思いやられる展開となった。




    PC1 60.5km ファミリーマート五條病院前店 7:14 早くも虫の息

    おにぎり2つを急いで食べ、トイレを済ませて再出発。

    PCのトイレは待ち時間が長くなることが多い。
    もし、ルート上で公共のトイレを見かけたら、ありがたく使わせてもらおう。
    あれ?まだ100kmも走ってないぞ?
    大丈夫か(´^ω^`)ワロクソ
    どんなときもファンサービスを忘れないつのだ。
    ん?何か白いものが空から降ってきたような… 雪か!?(こなぁぁぁぁぁぁ一 ゆきいぃいぃぃ ねぇ? ってレミオロメンがここぞとはがりに脳裏に浮かんでくる。あぁ、切ねぇ。そういや、おれ独り身だったわ…。)



    有人チェック 高見山駐車場 114.4km 雪が舞う寒さ

    峠の頂上にある高見山トンネルを通過し、爽快なダウンヒル。有人チェック 114.4km 高見山駐車場に辿り着いた。10:31 STARTしてから6時間が経過していた。

    うう、寒い:( ´◦ω◦`): 雪が舞う寒さの中、スタッフの皆さんが暖かく出迎えてくれた。メロンパンやチョコ、コーラなどを用意してくれてた。Audax近畿(っ´^ω^`c)メタンコアッタカイ!!! その優しさに感謝して、その後メチャクチャ メロンパン食べた。ロールパン?食べた。こういうときは遠慮しない。
    記念写真を撮ってもらって再びタウンヒル開始!

    12:00 道の駅飯高駅で松坂牛丼を喰らう。

    ウンマァァァアアア( ゚д゚)ンマッ! ブルベでご当地のグルメを堪能してる!?これからもグルメの為に時間を稼ごうと思った。(ちょろい)



    PC2 ファミリーマート勢和多気店 163.5km 13:20 雨ざらし

    恵みの雨ですぞー!(キタキタおやじ)
    うん、2時間降り続いたよね。雪の後は雨でした。
    悪天候はもうええわww

    15:00 3時のおやつで伊勢神宮外宮前で赤福ぜんざいに舌鼓を打つ。175km走ってきてよかった(´;ω;`) 席も空いてたし、待ち時間なしで、すぐに食べられたからオヌヌメ!


    PC3 ローソン鳥羽一丁目店 200.0km 15:45 やっと3分の1

    やっと全体の3分の1を走破。肌寒くなってきた。

    次のPC4まで73.9km 物凄く遠く感じた。辺りは暗くなり、長い登坂がつのだの腰と膝の痛みを強くしていた。りょうちんは元気なのに、おれの10km/hにも満たない速度に合わせて坂を登ってくれている。時々、励ましてくれるりょうちん。申し訳ない気持ちと情けなさで胸がいっぱいだった。



    PC4 ファミリーマート大紀町錦店 273.9km 19:59 生きる屍

    ゾンビみたいに歩いてる人がいる。なんだ、つのだか。
    コンビニ前にいた猫に癒された。何でも食べようとする猫と太っちょの白猫。君らは逞しく生きてるんだね。もう少しだけ頑張ろうとパワーを貰った。PC5の勝三屋まで64.9km 膝に爆弾を抱え、それでも進もうと決めた。

    終わりなく続く尾鷲付近のアップダウンに疲れ切って、つのだは自転車を降りていた。勝三屋まで残り20kmの地点だっただろうか。一緒に走りたいから一緒に走ってる。そう言ってくれる優しいりょうちんを他所に、つのだは悪態をついていた。もう辛いわ。先に行ってて。別々に走った方がいいよ。

    ブルベの過酷さは時に人を追い詰め本性を暴く。最低だ。自分の弱さを情けなく思って、行き場のない苛立ちをあろうことか、献身的に支えてくれているりょうちんにぶつけてしまった。


    数秒おいて、りょうちんは加速していった。
    紀伊半島のアップダウンは果てしなく続く。

    ひとりで乗り越えるしかない。
    おれを後ろから照らしてくれていたVOLT1700の温かな光はもうないのだから。

    残り2kmの地点でVOLT800の明かりが消えた。残り1kmの地点でミスコースをした。冷えきったスマホで地図を開いていたら途端に充電が0になってしまった。

    どうしよう…。勝三屋の位置を調べる方法がなくて途方に暮れていた。歩道に横たわる愛車をじっと眺めていたら、GARMIN820Jの単体ルート設定で宿を探せる機能があることを思い出した。30分のロスタイムはあったが、無事、勝三屋に到着できた。


    PC5 勝三屋 338.8km 0:44 オフトォンに飛び込め!

    宿についたら最初に充電をして弁当を食べた。シャワーを浴びて01:45に布団に入る。寝られたのは30分くらいだろうか。一瞬で起床時間を迎えた気分だ。アラームが鳴り響く。02:45起床。

    準備をして、15:25に勝三屋を出発した。2日目のスタートだ。多少気は休まったが、身体の疲労はほとんど残ったままだった。

    眠すぎてふらふら走るつのだに眠くならないようにアドバイスするりょうちん。聞く耳を持たないつのだ。疲労困憊で強い眠気に襲われて、これ以上走るのは危険だと身体が危険信号を出す。1秒未満だけ意識が飛ぶマイクロスリープだ。360km地点でDNFをする意思をりょうちんに伝えた。

    ここまで一緒に走ってくれてありがとう。
    ここでお別れだ。


    りょうちんの完走を祈り、街灯の1つもない山道をゆらゆら登坂していたつのだは右側にゆったりと倒れた。

    衝撃でブラケットが大きく内側に曲がった。
    それを確認してから視線を空に移すと、無数の星が夜空に輝いていた。きれいだ。

    ここまで夜空を眺める余裕もなかったから、なんだかホッとしたのを覚えている。

    夜空に浮かぶ星と漁港に浮かぶ船の灯りが暗闇をぼんやりと照らす。不思議な光景だった。

    峠を8km自転車を引いて下った。
    朝日が海岸線から姿を現し、街が目覚める。

    ようやく見つけた熊野市街のコインランドリーでDNFの連絡をした後、1時間爆睡した。



    はじめてのDNF

    輪行袋に自転車を詰め込む。
    最寄り駅の熊野市駅から約6時間30分 3回の乗り換えを経て、和歌山市の海南駅に着くようだ。

    JR紀勢本線は週末であっても1時間に1本しか運行していなかった。知らない土地でのDNFは予想以上の費用と時間がかかることを身をもって知った。

    一方、りょうちんはというと…。
    一分一秒を争いながらも懸命にゴールまでの距離を縮めていた。
  • ブルベ

    BRM922福井400km SRに王手 落車?1000m超峠×2!? んなもん、知らんがな(´ ゚ω゚`)

      どうも〜 へっぽこランドヌールつのだです!




    今回はBRM922福井400kmを走ってきました!



    この400kmを完走できれば、今年のうちに200km、300km、400km、600kmを完走したことになり、SR(フランス語:シュペールランドヌール すごい自転車乗り)の称号を獲得できます!

    ブリーフィング中の風景です。

    ※ブリーフィング・・・START前の運営スタッフによる説明。内容はコースの変更点、コースの注意ポイント(交通規制、迂回路、路面状況)、PCや通過チェックの詳細など。運がいいとスタッフの方がおもしろおかしく説明してくれるぞ。

    ブリーフィングの最中に颯爽と現れたりょうちん。あ、ただの寝坊です。間に合ってよかったね〜(´∀`) 雨が降るなか朝の6:00にSTARTです!



    今回のブルベのタイトルは行こうぜ高山へ

    コースは福井県福井市→岐阜県高山市→富山県富山市→石川県金沢市→福井県福井市です。

    つのだとりょうちんは制限時間27時間で400kmを走りきることができるのか!?

    しばらく田舎道を走っていると1つ目のチェックポイントに到着した。

    フォトコントロール
    リズムの森 23.8km/400km 到着!

    ブルベには特定の場所・建物と自分の愛車の写真を撮るフォトコントロールというものがある。

    その後、道の駅九頭竜に到着!

    トイレに駆け込み、売店でおにぎりとたくあんを購入、補給を済ませすぐに出発した。

    長〜い九頭竜ダムへのヒルクライムを終え、

    その先へ進むと、福井県と岐阜県の県境にある油坂トンネルを発見!

    トンネルを通過すると、見晴らしのいい景色が広がっていた。

    ああ… せっかくの風景が台無しやんけ。

    思わず足を止めて写真撮影タイム〜

    3時間降り続けた雨も止んで、少し走りやすくなりそうだ。

    ここからはしばらくダウンヒルが続く。

    雨上がりで路面が濡れているから、気をつけて下ろうね って話していた矢先だった。
    下りのカーブで速度を出しすぎ、コーナリングで膨らんでしまったため、焦って前後輪で咄嗟にブレーキレバーを引いてしまった。

    ズサッ! ガガガガガガァ…

    一瞬の出来事だった。

    地面に残るオレンジの線は着用していた反射ベストを擦り付けてできたものだ。

    タイヤが滑って落車した。愛車を守りながら1mほど右半身を地面に擦り付けなんとか停止。鈍い痛みが身体に広がった。

    落車したことある皆さんなら共感してくれるだろう。愛車のダメージの確認が最優先だよね。

    自分の外傷なんて後回しでいいやーって思っちゃう。


    転倒してから15秒ほどして、後からやってきたりょうちんに「何してんのww」って声を掛けられた。

    ふざけてるのではなく、落車したことに気がついたりょうちんは安全を確保して、車体の状態を確かめてくれた。

    ディレーラーハンガーが内側に曲がっているようだった。そのせいでクランクが回らない。タオルで手が汚れないようにしてから、外側に力を加え、曲げ直す。


    彼の応急処置のおかげで32T以外のギアにはチェーンがかかり変速ができるようになった。

    今回もまた、りょうちんに助けられてしまった。85km地点でDNFするところだったわ。

    感謝せずにはいられんよ。

    ダウンヒルに恐怖心を抱くようになってしまったが、なんとかPC1に辿り着くことができた。

    PC1 ローソン郡上白鳥店
    90.3km/400km 10:57 到着!

    身体のダメージは主に2箇所に受けていた。

    右肩と右足付け根付近の擦り傷と打撲だ。

    ペダリングをする度に少し痛むがGoalまであと310kmはある。

    マキロンと包帯を買って、りょうちんに手当てをしてもらった。

    いつも助けられてばかりだな。ありがとう。

    気遣ってくれたんだろう。

    いつもより長めの休憩をとった。

    そこで少し回復して、また走り出した。




    通過チェック(有人)ドライブイン御母衣湖
    122.9km/400km 到着!

    ここでは運営スタッフがブルベカードにスタンプを押してくれた。雨が降り続いた為、チェーンオイルの無料サービスまで用意されていた。Audax近畿の運営スタッフさんはなんて優しいんだ。

    気を取り直して、2人は高山へと向かう。

    ドライブイン御母衣湖をしゅーぱーつ!

    まだまだ元気なりょうちんとつのだ。

    小休憩。なんだか微笑ましい写真だね。

    りょうちんのニールプライドへの愛情が伝わってくるようだ。

    高山へたどり着くためには2つの峠を越える必要がある。

    この尖った角みたいなのがそう。

    それが松之木峠(標高1,085m) りょうちん思わずガッツポーズ!

    と小鳥峠(標高1,000m)だ。

    かわいい名前しやがって。なんて獰猛な小鳥だ。

    しかも、よくみたら ことり峠

    じゃなくて おどり峠 だしww

    騙されたよ。長いヒルクライムだった。足に疲労が蓄積されていく。


    コンビニどころか飲食店でさえ存在しない坂道だったから

    しっかり補給食と飲み物は用意しておこうね。

    この2つの峠が今回の400kmブルベ いこうぜ高山へ の難所だった。

    乗り越えたふたりはフォトコントロール高山陣屋がある高山市街へと急ぐ。

    高山市街まであと数km!

    コンビニで1500kcal分くらいがっついた(笑)

    デミグラスオムライス、ハムカツサンド、ブルーベリーサンドイッチ、焼きたらこおにぎりを頬張り

    たくさんのグミ、チューイングキャンデーをフードポーチにいっぱいに突っ込む!


    食べすぎくらいがちょうどいいと自分に言い聞かせる。

    これで夜に備えて補給完了や!

    フォトコントロール高山陣屋に到着したぞーーーーーーい!

    高山市街 三連休ということもあり、観光客が思い思いの時間を過ごしている。

    あー、高山らーめん とか 飛騨牛 とか食べたかったなーーーーーー(´;ω;`)



    もっとグロス時速を上げることができれば、観光して満喫できるんだけどね?

    今回はつのだの落車もあって、時間に余裕がないので高山はただの通過点になってしまいましたww

    まもなくヒガシズム。長い夜がやってくるぞ。

    じゃあな、高山。またくるよ。

    ふたりは富山県富山市にあるPC2(252km地点)に駒を進める。



    岐阜県から富山県への一本道はほとんど街灯がなく、フロントライトのか細い光だけが心の支えだった。(あ、りょうちんも)

    誰かと一緒に走っていれば、照射範囲が広くなって光量も増えるから、前方の路面状況を把握しやすいけれど、もし1人で走るならVOLT800でもハイモードじゃないと光量が足りないくらいだ。

    夜通し走るのはこれで2回目になるけれど、夜は決してペースを上げるべきではないと思う。焦りは禁物だ。疲労で集中力も下がってくるから、やることと言えば路面状況にしっかりと目を配り淡々と進むまで。

    ふー、やっと到着したぞ。

    PC2 252km/400kmに到着した頃にはお腹がぺこぺこだった。
    コンビ二で補給しようとも考えたが、1日コンビ二飯ばっかだったので飲食店で食べようという話になり先を急いだ。

    民家と田んぼ道がひたすら続く。

    あるのはコンビ二、コンビ二、またコンビ二…。ボウリング施設、コンビ二、ガソリンスタンド… 飲食店がなーーーーい!!


    嘘だろ!?だって県庁所在地だよ?(失礼)

    大学時代の知り合いが富山にはなんもねえ って言ってたけど、これには賛同せざるを得なかったww

    しばらくして、ようやくメインの通りに出た。夢にまで見た飲食店が立ち並んでいる。焼肉、CoCo壱、ラーメン屋、飲み屋。

    人間って欲張りな生き物でさ、さっきまで飲食店が一店舗でもあれば、そこに入ろう って決めてたはずなのに、いざ飲食店を選べるようになると 自分たちの理想を追い求めてしまうんだよね。


    安くて早くて美味い 米と肉を食べたい!!

    そんなことを叫びながら、すき家 をピンポイントで選び血眼になって探した。

    貪欲に追い求めた甲斐があって、すき家を発見。椅子に座ってメニューを広げた瞬間、よだれが\( ˆPˆ )/ジュンジュワー

    もう我慢できない!!食欲を抑えきれなかったから、迷わずオクラのねばねばメガ牛丼を注文!!

    ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛うんまぁヽ(゜▽、゜)ノ

    10分で完食して速攻で寝ました( ˘ω˘ )スヤァ…(りょうちんが食べ終わるまで)

    あれ? りょうちん老けてない?(そう言うつのだは生気すらなかった)

    250km自転車を漕ぐと人は老けるようだ。
    たんまり1500kcal補給したから、元気100倍アンパンマン!! さて、次のフォトコントロール 高岡大仏に向かおうじゃないか(ง `▽´)╯ハッハッハ!!

    クリートをペダルにカチッとはめて2人は再び走り出した。



    フォトコントロール 高岡大仏

    274.2km/400km 23:53 到着!


    商店街の一画にそびえ立つ大仏 迫力がある!



    ここでは先に到着していた6~7人のランドヌールが小休憩を取り、息抜きをしていた。

    日付が変わるとともに再出発だ。

    1時間ばかり、4~7人の小集団で夜の住宅街を疾走していた。3連休の中日だからだろうか、各地の自治体でお祭りがあるようで、その飾り付けがされていた。

    薄暗く光る提灯に照らされ、次々と駆け抜けるランドヌール達。

    ときどき先頭を交代しては、20~24km/hで巡航する。話し合いで決めたのではなく、つかす離れずの距離を保ち、自主的に前を引くのである。



    日没から夜明けまで11時間は真っ暗な中を走ることになる。辺り一面が静まり返っているから、1人で走るランドヌールは強い孤独感を感じるかもしれない。

    他のランドヌールと固まって走れば、歩行者や車からの視認性も高いし、ルートやペースを逐一確認しなくても前の人に付いていくだけでいい。(ただし、自己責任で(笑) 大抵の場合は正確なので問題ない)

    深夜にも関わらずこのテンションを維持できるりょうちん、恐るべしww まだまだ元気のようだ。

    石川県の金沢に2:30到着。

    キレートレモンを飲んでクエン酸を摂取する。

    クエン酸は身体的&精神的疲労を軽減する効果があるので、ライド中によく飲むようにしてる(´∀`)

    金沢は眠らない街だ。若者が繁華街でたむろしてるが、それを横目に通り過ぎる。

    つのだは眠りたくて仕方がないよ(笑)

    次はPC3であるファミリーマート石川県加賀伊切町店 357.4km / 400km をめざす。



    長かった夜の終わりが近づいている。
    強強打破を飲むと(+д+)ゲキマズーなコーヒーヌガ-の味が舌に広がった。強制的に目を覚まして、ペダルを回し続ける。

    PC3 ファミリーマート加賀伊切町店

    357.4km / 400km 到着。

    フードコートで10分だけ仮眠をとってコンビニの外へ出ると、ちょうど夜明けを迎えて色鮮やかな空を拝むことができた。オーバーナイトで走ると街が目覚める瞬間を肌で感じることができて清々しい気持ちになる。

    山中温泉地を抜け、石川から福井へ。

    我谷ダムの周辺、丸岡トンネルへと続く、最後の登り坂(364号線坂)がとても長く感じた。6~8km/hでゆるゆると登る。遅くても着実にGoalに近づいているんだ。

    丸岡トンネルの手前でVOLT800の電池が切れていることに気づいた。薄暗いトンネルを照らす僅かな電灯の明かりだけを頼りに一気に坂を下る。

    必死にスピードを殺しながら考えていたことは遅くてもいいから安全に下ること。たった数km/h速く下ったとしても、数秒数分早くなるだけだ。焦ることはない。さくせん「いのちをだいじに」だね。


    nbsp;

    峠道を抜け市街地に入る。遂にFINISH地点まで残り1kmを切った。残りの距離がm表示に変わり、刻々と数字が減っていくのを眺めながら、つのだはりょうちんとの出会いから今この瞬間までのことを思い返していた。

    とある自転車屋で客と店員として出会ったはずのふたりが、一緒にブルベに出るようになり、10ヶ月も経たないうちにいまSRを獲ろうとしている。300km、200km、600km、400km ハチャメチャな順番で挑戦したが完走目前まできているんだ。

    自転車がもたらしてくれた、この出会いに感謝をしたい。りょうちん、ブルベに誘ってくれてありがとう。


    FINISH地点 ガスト福井東店 400km/400km

    最後の指示は「ガストの客になってください。」だった。ガストに入店して奥を見渡すと、そこには運営スタッフのみなさんと先にFINISHしたランドヌール達がいた。

    ピザバンを注文したあと、スタッフさんにレシートチェックとフォトコントロールのチェックをしてもらう。(チェックポイントを通過をした証拠として、時間が記載されたレシート や 愛車と特定の建造物が映った写真を見せる。)

    それらの確認が終わった後、完走したと認められたから1000円を払ってメダルを購入した。(500円のピンバッジも)

    夢にまで見たSRの申請を初年度からできることが嬉しくてしょうがなかった。

    制限時間27時間のところ25時間49分でFINISH!

    ガストを出た後、近くの銭湯へ行った。

    炭酸泉とジェットバス、電気風呂で身体を癒す。

    やっぱこれだねー( ゚д゚)ンマッ!

    この後めちゃくちゃ寝た。

    これで今年のブルベは終わり。来年は7月までにSRを獲れるように頑張るぞ(`・ω・´)




  • ブルベ

    BRM915米原600km 雨だねェ!ラブホが無ェ!おふとぉん峠でバッタバタ(; ・`д・´)

    どうも~ 距離と獲得標高を稼いでは笑うHENTAI へっぽこランドヌール つのだです!




    左がつのだ。右がりょうちん。


    2018年からブルベを始めて、2月にBRM224埼玉300km、3月にBRM318中部200kmを完走しました。(なんで300kmブルベから走っとるんや!?と疑問を持たれた方もいるでしょう。

    つのだは走行中にかなり後悔したので、いきなり300kmブルベはオヌヌメしません。よい子は200kmブルベを完走してから300kmに挑戦しようね、お兄さんとの約束だよ?)

     

     

    BRMってなんなんだーー!!

    っていう人は下の画像を読んでね。

    ※ACP(Audax Club Parisian)・・・フランスのパリにあるクラブ

     

     

    そもそもブルベってなんじゃらほい!!

    難しいことが書いてあるけど、簡単にいうとブルベってのは、タイムや順位に拘らず、制限時間内に決められた距離を走る超長距離サイクリングで完走を目指す大人の遊びです(‘ω’)/

    完走すると認定の証であるメダルを買う権利が貰えるよ!走行距離が刻印されてるからついつい集めたくなっちゃう。

     


     

    そして、時が過ぎた。桜が散り、新緑の季節がやってきたかと思えば猛暑が日本列島を襲い、ようやく落ち着きを見せ始めた頃、胸の内にしまい込んだはずの想いがふつふつと湧き上がってきた。「どうしても…今年中にSR認定されたい!!」

    ※SR(フランス語:シュペールランドヌール)・・・「すごい自転車乗り」という称号。1年の間に200km、300km、400km、600kmを各一回完走して、申請すると認定される。

     

    社会人になり日々の仕事に忙殺されていたから、しばらくブルベから離れていたけど、少しだけ余裕が出てきたので3連休を利用してBRM915米原600kmに挑戦してきました。今回もりょうちんと一緒に参加です。※りょうちん おれをブルベ沼に引きずり込んだ張本人。

    出発前の写真撮影。

    雨が降っているのでヘルメットにビニールの使い捨てシャンプーキャップを被せてあります。

    これで頭部への浸水はほぼ防げます!amazonで200セットで1,000円しないくらい。

    1セット5円か、安いな。だが、200セットもいらねえww

     

     

    出発時間前になると、出走を証明する為のサインを運営スタッフの方がブルベカードに買いてくれます。

    ※ブルベカード ブルベにおいて命の次に大切なもの。CP(フランス語:Control de Pointの略)の通過時刻を記入するカードのこと。チェックポイントと同じ意味だと思えばいいです。Goalした時にブルベカードがない場合、制限時間内に完走しても認定されないので肌身離さず持っておくこと。

     

    はたして、つのだは600kmを制限時間40時間で完走できるのか!?

    コースは米原→大野→金沢→富山→高山→美濃→米原

     


     

    5:00 スタート時刻を迎え、10分が経過…

    2人はまだスタート地点にいたww

    なぜかというと出走する前に必ず車体の点検を受け、スタッフの方からブルベカードにサインを貰う必要があり、その待機列の最後の方に並んでいたからだ。

     


    それに加え、呑気にスタートの記念撮影をして出遅れていた。

    スロースターターだからね。焦っても仕方ないしぼちぼちいくかー。

    といった具合でたいてい遅めの出発になって、先行しているランドヌール達を一人また一人と抜いていく。ここだけの話、ほぼ最後尾から追い上げるのが楽しみの一つになっている。

     


    これは滋賀県の木之本から福井県に向かって北上している写真。

    本降りの雨をものともせず走るランドヌールの一行だ。

    雨が降ると知りながら600kmの超長距離サイクリングをする変態が世の中にはこんなにもいるんだ。

     

     


    栃ノ木峠を越え、福井入り。路面が濡れている状態だとダウンヒルは25km/hくらいしか出せないので、下りで時間を稼ぐことが難しい。

    雨ブルベになると難易度が上がる理由が他にもある。レインウェアを着るのであればペダリングがしにくくなるし、服の中が蒸れやすくなり不快感が増す。濡れた分だけ重量が増える。

    さらには路面状況を慎重に見極めて、水たまり、滑りやすいマンホールやグレーチングを避けつつ走ることになる。雨ブルベになるとDNSの人が増えるのも頷けるってわけだ。

     


     

    雨に打たれ続けて辿りついたPC1 121.8km/600km ローソン大野中野店 11:12到着。
    まだまだ元気だ!

    つのだは装備の色がバラバラ、色彩の暴力だな、これは。

    りょうちんはオランウータン界のイケメン。

    冷えた身体に温かいパスタを勢いよく流し込みます。

     

     

    グロス20km/hで走れない貧脚なので、休憩時間をできるだけ短くするのがお約束。

    グロス時速っていうのは走行距離を経過時間で割って算出する時速のこと。これに対して走行距離を走行時間で割って算出する時速が平均時速と呼ばれるよ。

    ブルベペース(グロス15km/h)を上回るペースを維持して走り続ければ制限時間内に完走できるってわけだ。

    豪脚であれば速く走って余った時間で観光やグルメを楽しむことができる。

    補給を終えて再び走り出す2人。


    りょうちんが福井県道135号線の名もなきつづら折りを登り終えた頃、つのだはというと、つづら折りの途中で両足を攣り地面でのたうち回っていた。

    背後にいて一部始終を目撃したランドヌールに「大丈夫ですか!?」と声をかけられたが、恥ずかしさのあまり顔をまともに見れず「両足攣っただけなんで気にしないでくださいww」と返事をした。

    600kmを走ろうとしているのにまさか145km地点で空を見上げ、痛みのあまり叫ぶことになるとは…。

    この後、ヒルクライムで息も絶え絶えになりながら、なんとか名もなきつづら折りを登りきることができた。

     


     


    そして、ようやく石川県入り。

    この後の150km地点でVOLT400が野生化するなんて誰が予想しただろう。

    荒れた路面から受けた振動によって台座から外れたVOLT400は車道で1バウンドして路肩の茂みへと消え去った。捜索したけど見つからない。

    突然の別れにショックを隠せないでいたが、頭の中でポケットモンスターの曲が流れて「いつもいつでも うまくゆくなんて 保証はどこにも ないけど(そりゃそうじゃ!)」ってオーキド博士の合いの手が入ったあたりで気持ちを切り替えた。

    もう、VOLT400は戻ってこない。次の町へ行くしかないんだ!!って。人は出会いと別れを繰り返して大人になるんだね(小並感)。

     


     

    断続的に降っていた雨が200km地点を過ぎるといつの間にか止んでいた。

    道中通った石川県の金沢市は発展しており、愛知県の栄と似たような街並みだった。高層ビルや商業施設が立ち並んでいる。

    観光都市として有名なのか、左を見ても右を見てもショッピングを満喫している外国人やオシャレな服装をした若者、裕福そうなご年配の方まで大勢いて賑わっている。

    後日、調べたことだが金沢は福井県や富山県から遊びにいくような北陸の一大都市らしい。

     

     


    そんな都市を抜け、しばらく走っていると左手に海が見えるではないか。

    米原から200km以上走ってきた実感が湧いた瞬間だ。

    215km地点 17:30過ぎ 夕暮れを迎え、あたり一面が次第に暗くなっていった。

     


     

    PC2 246.6km/600km
    千里浜ドライブウェイ 18:59到着

    初めての経験に興奮するりょうちんとつのだ。砂浜で1kmのシクロクロスを楽しみ、PC2に到着。

    すると、運営スタッフの方が温かく迎えてくれた。ブルベカードに通過チェックのサインを貰った後、コーラとお菓子を貰えるとは思いもしなかった。元気が出てくるよ、ありがたや~。

    運営スタッフさんによると、千里浜ドライブウェイは日本で唯一、車やバイク、自転車で走れる砂浜なんだそうだ。

    千里浜の砂はきめ細かく、砂の一粒一粒が海水を含んで引き締まって硬くなるため、砂の色が濃い部分なら走行できる。世界的に見ても車両で走れる砂浜はたった数か所しかない。

    このように貴重な体験をしてもらおうという運営スタッフの粋な考えがコース設計に見え隠れするのもブルベのおもしろさといえるだろう。

     

     


    PC2の千里浜ドライブウェイを抜けてすぐの駐車場で小休憩をしているところ。

    クリートに硬い砂が入り込み、ビンディングペダルにはまらなくなった(笑)

    急遽水を買って、こべりついた砂を洗い流す。このように予想外の出来事が起こって遅れをとる場合もあるが、それさえも楽しんでしまうのがランドヌール精神だろうか。

    小休憩を終えた二人は足早に次のPC3へと走り出した。

     

     


    富山県入り、また強い雨が降ってきた。

    もう、手が濡れようが足が濡れようが構わない。

    なんせ数km先に宿があるはずだから。

     


     


    PC3 306.2km/600.6km
    ファミリーマート富山向新庄店 22:36到着

    5分だけ滞在してすぐ出発。

     

     

    過去最短の滞在時間だったのは言うまでもない。なぜならラブホテルへと向かう必要があるからだ。

    ん?ラブホテルww?と思った方が大半を占めるだろう。

    600kmブルベでは走行距離が300~350kmになると、ほとんどの人が睡眠をとる。

    宿泊しても野宿してもいい。事前に宿を予約するかしないかは自由だし、野宿するなら雨風を凌げるバス停の小屋や電話ボックス、道の駅のベンチなどで寝る人もいる。

    つのだとりょうちんがラブホテルを宿泊先に選んだ理由は事前の予約がいらず、アメニティが揃い、安く泊まれるからである。

     

     

    それでいて、野宿の場合に比べてロードの盗難リスクが低い。

    事前に350km地点前後は泊まれる場所がほとんどないことはブリーフィング時の説明で聞いていた。

    しかし、ここでまたもや想定外のことが起こる。

    310km、320km、330km、340kmいくら走ってもラブホテルが現れない…。

    今までに味わったことのない絶望感だ…。まさか300km~400km地点にラブホテルが全くないなんて誰が想定しているだろうか。


    300km以上走って疲弊しきった身体で睡眠欲に襲われながら走る。

    自業自得だが、ブルベ前日の睡眠時間が1時間半しか確保できなかった自分にとっては死活問題だった。「ね、ねむい…。あぁ、眠い…。」

     

     

    ようやく350km地点を通過。登坂で無茶な変速をしてチェーンが外れ、クランクに巻き付きフロントディレーラーが変形してしまうトラブルが発生した。

    クランクも回らないし、つのだには直し方が分からなかった…。単独走行をしていたら、きっとDNFしていたに違いない。

    だが、りょうちんにはそれを直す技術力があった。

    六角レンチでフロントディレーラーを外したあと付け直して、クランクが回る状態に直してくれた。

    フロントディレーラーが変形してしまったせいかアウターが使用不可になり、残り250kmをインナーのみで走ることになったが、これで走れる状態になった。

    りょうちんには感謝してもしきれない。彼はロードのオーバーホールの仕方を自分で調べ実際にする等、機材メンテナンスにめっぽう詳しい一面がある。

     

     

    眠すぎて自然とまぶたが下がってくるので、補給食を食べて無理やり胃を働かせる。

    少しだけ身体を休めて、またペダルを回す。走り続けるしかない現実をつのだはまだ受け止められずにいた。

    りょうちんに励まされ、必死になって前に進むつのだ。

    いまにも寝てしまいそうな筆者に対して優しい言葉をかけながらも鞭を振るうりょうちん。

    いったい、何度背中を押されただろうか。いや、叩かれただろうか。

    痛さで目は覚めるけどさ、途中から叩かれたくない一心でペダルを回してたような気がする(笑) 眠くてフラフラしてたら危険だもんな。起こしてくれてありがとう。


    そんなこんなしているうちに、ついに岐阜県入り。あまりの睡魔に県境を越えたことに対して感動する余裕もない。

     

     


    その矢先だった。つのだが睡魔に勝てず死亡。

    深夜2時の田舎道、稀にしか車が通らないとはいえ、少し危険な場所である。

    この時はそんなことも考えられないで、睡眠欲に身を任せていた。

    トンネルの入り口付近にある段差?に横たわるとコンクリートの冷たさが背中に伝わってくる。

     

     




    つのだはほんの一瞬しか目を閉じていないつもりだったが、5分も寝ていたらしい。

    寝たのをちゃんと確認してから5分後に起こしてくれるあたり、ジェントルマンだと思った。

    情けないところを激写されたが今ではいい想い出だ(笑)

    ある意味、今回の600kmブルベの過酷さを伝えるにはもってこいの写真が撮れてよかったと思う。

    仮眠を取ったおかげで少しだけ睡眠欲も減ったのかペースが上がった。

     

     


    371kmで翼を授かる。3:12

     

     

    死線を越えて辿りついたPC4 393.2km/600km
    ローソン高山丹生川町店 4:31到着。

     

    煮玉子おにぎりを頬張り、周囲のラブホテルを検索~検索ゥ~🎵ポチッとな!背中に翼が生えハイテンションになっていた。

    再出発して辿りついた数km先のラブホテルは満室。悲しみを胸に走り続け、結局二人は高山市街で夜明けを迎えてしまった。その後、高山市街を抜けたところにあるホテル●安に泊まりましたとさ。湯船に浸かりリラックスして、ふかふかのベッドに横になる。人権を得た気分だ。アラームを1時間後の7:45にセットして泥のように眠った…。

     


     

    600kmブルベにおいて、最も越えるのが難しい峠がある。それがオフトォン峠だ!(:3[_____]

    時刻は10:30をとっくに過ぎていた。本来なら7:45に起きるはずだったのに!!焦ってブルベカードを確認するとPC5 523.1km/600km MINO ファミリーマート曽代上岩野店 15:52 がCLOSE TIMEだ。つまり120km先にあるPC5に5時間で辿り着かないとTIME UPとなってしまう。

    オフトォン峠の恐ろしさを身をもって知った。

    疲労困憊の身体を休めるため、アラームが聞こえないほど深い眠りに入ってしまうし、聞こえたとしても起き上がる気力がなく、ここでDNFをする人だっている。

     

     

    30分で出発準備を終わらせ、11:00にホテルを飛び出した。

    残り200kmのコースは高山を去り、標高1000m超の峠を2つ越えて、ひるがの高原を横切る。郡上八幡まで下り基調が続きPC5の美濃に辿り着く。そこから池田温泉の付近を通過してGoalのある米原へと向かうことになっている。

     

     

    グロスで24km/hを維持しなければPC5に間に合わない為、2つの峠をできる限り速く登り、下りも飛ばす。

    めいっぱいハイケイデンスでペダルを回しても、インナーしか使えないから平地だと35km/hしか出ない。下りはりょうちんの後ろに張り付いてストップストリーム効果で空気抵抗を減らし、30km/h~50km/hを保っていた。

     


     

    時間制限が迫り、高負荷をかけていたから、とうとう脚が回らなくなってしまった。

    たった15km/hしか出せない…。

    これ以上足を引っぱるわけにはいかないのでSTARTから一緒に430km走ってきたりょうちんとも、ここでお別れだ。

    残りの170kmは各自のペースでGoalを目指して走る。りょうちんは別れの言葉を言うと振り返らず30km/hくらいで走り去った。その姿を見て、時間が許す限り速度を落として一緒に走ってくれてたんだと心を打たれた。

    りょうちんだけには600kmブルベを時間内完走して欲しい。そう考えながらペダルを回していた。

     

     


    SECRET GUJO デイリー ヤマザキ ひるがの高原店 13:30 到着

    PC5まで68.6km CLOSE TIMEまで2時間22分

    PC5の制限時間内通過を半ば諦めていたので、長い休憩をとって多めに補給することにした。大盛り明太子パスタ、Red Bullを20分かけて食べていた。

     

     

    そしたら、りょうちんからLINEが届いた。

    めちゃくちゃ下り基調だと!?まだPC5のCLOSE TIMEに間に合うかもしれない。再び自分を奮い立たたせロードに跨った。

    2:00 ちょうどに出発。

     

     

    残り2時間弱で68.6km走れるだろうか?

    考えていても仕方がないのでインナー使えないが死に物狂いで漕いだ。しっかりと補給したおかげか、ダウンヒルで40km/h以上を維持できた。

    大容量サドルバッグのアピデュラが後輪に擦れて、穴が空いてしまったようだが、そんなことはどうでもいい。

     

     

    防水大型サドルバッグに空いた穴をGORE-TEXのパーマネントリペアシートで補修してみた

     

    とにかくPC5に間に合わせようと全力で漕いだ。

    長い下り基調が終わり、平坦基調に変わっていく。速度を上げたいがいまの自分では30km/hが限界だ。

    ついにその時が来てしまった。

     


    PC5まで残り19kmを残してTIME UP。

    間に合わなかった。オフトォン峠で寝坊しなければ、アウターが使えれば、何より自分の脚がもっと強かったら…。後悔の念が渦巻き、いろんな原因を考えてしまったが、結論は至ってシンプルでタイムマネジメントの失敗と自分の実力が及ばなかっただけだ。もっと強くなりたい、そう思った。

     

     


    りょうちんはPC5のCLOSE TIMEに間に合ったようだ。SECRET GUJOのデイリーヤマザキから35km/h以上で巡航して10分以上前に到着したとのこと。なんて豪脚だ。450km走った状態の身体でそれができてしまうから凄い。心技体全ての強さを持ち合わせている彼には時々、目を見張ることがある。

    進むペースは違えど、辿る道とGoalは同じ。PC5のCLOSE TIMEには間に合わなかったけど、制限時間40時間以内に600kmを完走する意思だけは最後まで捨てないと決めた。

     

     


    気分転換にカフェオレを飲みながらゆっくり進んで、CP5のCLOSE TIMEの1時間後に到着。

    到着するとランドヌールが10人はいて、CLOSE TIMEに間に合わなかった人が多いことに驚いた。

    残り80kmで残り4時間 グロス20km/hあれば時間内完走が狙える。

    キレートレモンを飲み干してすぐにPA5を出発した。25km/hを維持して田園区間を抜ける。

     

     


    彼岸花と夕日が綺麗だった。

    その後、6人のランドヌールトレインに乗せてもらい残りの距離を縮めた。話をしていた名古屋在住の50代おじさんランドヌールは今年200km 300km 400km 600kmを各3回は完走しているらしい。ブルベの深淵を覗いてしまった(笑)

    過酷なブルベだが、参加者の大半は35~55歳でつのだやりょうちんのような20代前半のランドヌールは少数派だ。ブルベで大切なのは走力ではなくタイムマネジメントだ。自分の器量を考慮した上でどういった計画を立てるか。その精度の高さが完走率を高めることにつながる。

     

     

    おじさんによると、今回の600kmブルベはPC4でTIME UPしたランドヌールが続出したため、全てのCLOSE TIMEが廃止される特別措置が取られることになったらしい。

    Goalまで残り20kmの地点 残り時間90分でランドヌールおじさんとSRを獲る約束をしたつのだはランドヌールを飛び出した。

    関ヶ原の丘を越え、ようやく辿り着いた米原。制限時間まで残り15分のときにGoalである集会場の付近に到着した。正確な場所が分からず、あたふたしていたが、突如現れたりょうちんに場所を教えてもらい無事Goal!


    制限時間40時間で経過時間39時間49分BRM915米原600km完走です!

    この達成感は筆舌に尽くし難いものだ。

    疲れを忘れてしまうほど、600kmメダルの輝きに目を奪われて満足感に浸っていた。

     

    困った時に何度も助けてくれたりょうちん。彼がいないかったら完走できていないだろう。

    自己完結できるランドヌールになりたいという思いがより一層強まる600kmにもなった。

    これが走行記録だ。

     


    bryton530によると距離が619.5km 獲得標高が4212m 消費kcalが13161kcalらしい。

    これは20代男性が5日間で消費するkcalに匹敵する。痩せたい人はブルベを始めよう!
    自然と痩せていくよ(ง `▽´)╯ハッハッハ!! つのだもウエストが必要以上に細くなってしまってビックリしている。

     

    これで915米原600km 雨だねェ!ラブホが無ェ!おふとぉん峠でバッタバタ(; ・`д・´)は終わり!

    SR認定の必要条件はBRM922福井400kmの完走 ただ1つになった。 続く!