新年早々りょうちんとBRM112和歌山600km 紀伊半島一周Reverseに参加してきました!

結果はどうだったかというと…。
つのだは367km / 605.1km 走ってはじめてDNFしました。
※DNF・・・Do Not Finishの略、ゴールできませんでした ってことです!
その一方、りょうちんはというと… 39時間45分で無事完走しました(‘∀`)スンヴァラッッスィィィィィィィ
今回の600kmは和歌山市のマリーナシティわかやま館前をSTARTして、和歌山市~高見山~伊勢~尾鷲~新宮~串本~白浜~和歌山市と紀伊半島を一周するコースでした。4:30 STARTで翌日20:30 FINISHです。わけわかめですね。
新年早々、夜通しで600kmも走ろうなんて狂気の沙汰としか思えません。


実際につのだが走ったのは尾鷲を越えた先の熊野市街まで、そこから先は輪行をして和歌山市まで戻りました。どうやって帰ったかはまた後で書きます( ˇωˇ )
それでは、BRM112和歌山600km紀伊半島一周Reverseの様子をご覧くださいまし~
START


あ、そういえば GARMIN820Jを買ったよ!
カラー表示だしルートナビの地図が分かりやすくて良さげ(∩´∀`)∩
フロントライトはVOLT800の2本体制になったから、夜間走行で峠の下りに差し掛かっても明るくて安心!
PC情報シートはちぐちゃくのお手製です。
デキる男はひと味違うぜ。
なんと、つのだの分まで作ってくれました!

出走53人のうち、いったい何人が600kmを走破して再びこの地へ戻ってくるのか。
んあーーーーーーーーー!!つらいンゴ。いつもは最後尾STARTだけど、今回はできるだけ序盤で時間を稼いでおく為に先頭から2番目の集団に混ざって走っていた。集団の速度が速い。27km/hでグングン進んでいく。
インフル病み上がりゆるポタ民のつのだには明らかにオーバーペースだった。
このまま付いていくのはマズいと判断し、40kmを超えた地点で集団と別れ、ペースダウン。早くも疲労感に襲われ、先が思いやられる展開となった。
PC1 60.5km ファミリーマート五條病院前店 7:14 早くも虫の息


PCのトイレは待ち時間が長くなることが多い。
もし、ルート上で公共のトイレを見かけたら、ありがたく使わせてもらおう。

大丈夫か(´^ω^`)ワロクソ


有人チェック 高見山駐車場 114.4km 雪が舞う寒さ

うう、寒い:( ´◦ω◦`): 雪が舞う寒さの中、スタッフの皆さんが暖かく出迎えてくれた。メロンパンやチョコ、コーラなどを用意してくれてた。Audax近畿(っ´^ω^`c)メタンコアッタカイ!!! その優しさに感謝して、その後メチャクチャ メロンパン食べた。ロールパン?食べた。こういうときは遠慮しない。


12:00 道の駅飯高駅で松坂牛丼を喰らう。
ウンマァァァアアア( ゚д゚)ンマッ! ブルベでご当地のグルメを堪能してる!?これからもグルメの為に時間を稼ごうと思った。(ちょろい)
PC2 ファミリーマート勢和多気店 163.5km 13:20 雨ざらし


うん、2時間降り続いたよね。雪の後は雨でした。
悪天候はもうええわww

PC3 ローソン鳥羽一丁目店 200.0km 15:45 やっと3分の1


PC4 ファミリーマート大紀町錦店 273.9km 19:59 生きる屍

コンビニ前にいた猫に癒された。何でも食べようとする猫と太っちょの白猫。君らは逞しく生きてるんだね。もう少しだけ頑張ろうとパワーを貰った。PC5の勝三屋まで64.9km 膝に爆弾を抱え、それでも進もうと決めた。
終わりなく続く尾鷲付近のアップダウンに疲れ切って、つのだは自転車を降りていた。勝三屋まで残り20kmの地点だっただろうか。一緒に走りたいから一緒に走ってる。そう言ってくれる優しいりょうちんを他所に、つのだは悪態をついていた。もう辛いわ。先に行ってて。別々に走った方がいいよ。
ブルベの過酷さは時に人を追い詰め本性を暴く。最低だ。自分の弱さを情けなく思って、行き場のない苛立ちをあろうことか、献身的に支えてくれているりょうちんにぶつけてしまった。
数秒おいて、りょうちんは加速していった。
紀伊半島のアップダウンは果てしなく続く。
ひとりで乗り越えるしかない。
おれを後ろから照らしてくれていたVOLT1700の温かな光はもうないのだから。
残り2kmの地点でVOLT800の明かりが消えた。残り1kmの地点でミスコースをした。冷えきったスマホで地図を開いていたら途端に充電が0になってしまった。
どうしよう…。勝三屋の位置を調べる方法がなくて途方に暮れていた。歩道に横たわる愛車をじっと眺めていたら、GARMIN820Jの単体ルート設定で宿を探せる機能があることを思い出した。30分のロスタイムはあったが、無事、勝三屋に到着できた。
PC5 勝三屋 338.8km 0:44 オフトォンに飛び込め!


準備をして、15:25に勝三屋を出発した。2日目のスタートだ。多少気は休まったが、身体の疲労はほとんど残ったままだった。
眠すぎてふらふら走るつのだに眠くならないようにアドバイスするりょうちん。聞く耳を持たないつのだ。疲労困憊で強い眠気に襲われて、これ以上走るのは危険だと身体が危険信号を出す。1秒未満だけ意識が飛ぶマイクロスリープだ。360km地点でDNFをする意思をりょうちんに伝えた。
ここまで一緒に走ってくれてありがとう。
ここでお別れだ。
りょうちんの完走を祈り、街灯の1つもない山道をゆらゆら登坂していたつのだは右側にゆったりと倒れた。
衝撃でブラケットが大きく内側に曲がった。
それを確認してから視線を空に移すと、無数の星が夜空に輝いていた。きれいだ。
ここまで夜空を眺める余裕もなかったから、なんだかホッとしたのを覚えている。
夜空に浮かぶ星と漁港に浮かぶ船の灯りが暗闇をぼんやりと照らす。不思議な光景だった。
峠を8km自転車を引いて下った。
朝日が海岸線から姿を現し、街が目覚める。
ようやく見つけた熊野市街のコインランドリーでDNFの連絡をした後、1時間爆睡した。
はじめてのDNF

最寄り駅の熊野市駅から約6時間30分 3回の乗り換えを経て、和歌山市の海南駅に着くようだ。
JR紀勢本線は週末であっても1時間に1本しか運行していなかった。知らない土地でのDNFは予想以上の費用と時間がかかることを身をもって知った。
一方、りょうちんはというと…。
一分一秒を争いながらも懸命にゴールまでの距離を縮めていた。








