「西の二ノ瀬、東の雨沢」といえば、愛知のローディが口にする有名な峠の名前だ。
今回は愛知県瀬戸市と岐阜県土岐市に股をかける雨沢峠でTTをしてきたよ。
コースレイアウトは距離6.1km、獲得標高309m、平均勾配5%
GARMIN様によると、平均勾配は5.4%らしい。斜度5%未満の緩い坂に斜度8~12%の急な坂がところどころ混じっているぞ。
雨沢峠のSTART地点は上品野町っていう交差点!そこから、ガソリンスタンドの方へ道なりに進めば雨沢峠のてっぺんまで行けるよ。
上品野町の交差点の写真。ほら、交差点の先にガソリンスタンド(ENEOS)があるぞ。信号を越えたらTTの始まりだ!
START地点の上品野交差点から西へ500mのところにFamilyMartがあるよ~ここが峠の手前にある最後のコンビニだから事前に補給しておこう( ॑꒳ ॑ )
サイクルラックがあるぞ ありがたや~🙏
そんじゃ、TT行きますか!
信号が青になったらSTARTだ!
序盤は斜度5%未満の緩い坂が続く。
上の写真を見れば見覚えのある人もいるだろうが、3kmを超えたあたりの急な坂がキツい。瞬間的だけど斜度12%の坂がある。(*´д`*)ハァハァ苦しい ご褒美ですか?
未知の両サイドに背の高い木々が空に向かって伸びている。木々によって太陽の光が遮られ、見通しの悪いカーブが多くなる。スピードを出した車やローディが飛び出してくるかもしれないから気をつけよう。視認性を上げるためにフロントライト、リアライトをしっかりと点灯させておきたい。
5℃ しかない さっぶい:(´°ω°` ):ガクブル
岐阜県土岐市との境界で長かった登り坂が一旦落ち着き、斜度-2%の下り坂が現れる。休憩したい気持ちをグっと堪えて、下り坂を利用して水を得た魚のように急加速(下り坂だけ全力を出すへっぽこローディの鏡)。1km先のゴールへと向かう。
左手に神社が見えてきたら残り300m!
ラストストレートの上り坂をゴール地点から撮影した写真。バックバクと心臓が脈打つのを感じながら、最後の力を振り絞って登った…。はずだったが、余力を残してゴール。吐いてしまう程、強度上げられるレース志向の人は凄いな。と思いながら、自転車を倒し地面に座り込んだ。
そういや、最後の最後で苦しいはずなのにご自慢の変顔を披露しながら登ってきた人もいたっけな~ って想い出に浸りながら独りで笑ってしまった。
それはまた別のお話。
タイムは23:03だった。1,087/2,290位 ちなみに1位の人は13:35で登ってしまうらしい。10分ハンデ与えられても下手したら負けてしまうww
三国山か、懐かしい。車一台がやっと通れる程の林道を登っていくと辿りつく展望台がある。
三国山のコースレイアウト 距離2.2km 獲得標高208m 平均勾配9.2% 急なカーブは斜度が15%前後のところもあって、かなりエグい。
道はこんな雰囲気。
偶然撮れたTAKERUロケット!宇宙まで飛んでいきそうな勢い。
パシャリ!
子ねずみのLeoni、もう野生化してしまったけどな。
三国山の展望台 展望台に来るまでの道に祠と何十体ものお地蔵さんがいる。なかには首がなくなっているお地蔵もいて、もはやホラー。少し不気味な雰囲気が漂っている。
展望台に登ってみた。
標高約700mにある展望台からは360°見渡せて、御岳や恵那山などの山々や名古屋などが一望できる。
さて、下ろう。愛知と岐阜の県境まで戻ってきた。
雨沢峠の各所にはグルービング路面加工が施されている。グルービング工法の特徴は4つあって、1つ目は排水の促進、路面の乾きが早いこと。二つ目はスリップの防止。三つ目、縦型の溝には遠心力防止効果があって、コーナリング時の操縦が安定すること。四つ目、横型の溝はブレーキ効果を促進する。だけど、これは二輪車にとっては大敵なんだ。
見たことあるでしょ?道路に刻まれたこの縦線の溝。気のせいかもしれないんだけど、この上を通ると、横に滑るような感覚がして上手く重心移動ができなくなる。
気になって調べてみたんだけど、縦線の溝に沿って走行ラインや前輪の向きが強制的に修正されることが原因らしい。その不規則で急な路面感覚の変化で不安感や恐怖感を覚えると…まさにこれだわ。めっちゃ怖いもん。雨沢峠で事故が多い理由を挙げるとしたら、グルービング路面加工もその一つに入るんじゃないかな。
斜度-10%の坂。黄色看板があるとついつい写真撮りたくなっちゃう。
雨沢峠の下りで出会った風景。
こんな感じでゆる~く走ってきました。季節が春へ移り変わって、登れる峠や山が増えてきて嬉しいウホ🐵。3月15日をもって、岐阜県の池田山が冬季規制解除されたんだってさ。近いうちに登りに行かなきゃ。今回はこれにておしまい!