坂バカであれば一度は考えたことがあるだろう。
日本で最も高い山 富士山をヒルクライムできないのだろうか?
結論から言おう…できる!!
ただし、道路がある5合目までだけどな(´∀`)
誰が考案したのかは分からないけど、富士3PEAKSっていう坂バカ御用達の遊びかあるんだ。
その内容は富士山の5合目まで続く3つの道路(ふじあざみライン、富士スカイライン、富士スバルライン)をヒルクライムしつつ、富士山の周りをぐる~と1周する というもの。
距離が約203km、獲得標高は約5300mあるよ!
\_(・ω・`)コレ重要! なんてクレイジーなんだ
お盆休みを利用して、富士3PEAKSにつのだ、りょうちん、TAKERUの3人で挑んできたよ!
朝日が昇る時刻に富士山に到着!
道の駅すばしり に車を停め、準備をする。
爽やかな朝をフォロワーさんにお届けできて満足!
(*゚∀゚)ウヒャヒャヒャ
そんじゃ、富士3PEAKS STARTだ!
うむ、約203kmあるね。行くぜーー!!
3人ともハイテンションだぜ
イェア!!!!!(☝ ՞՞)☝!!!チェケラ!!!!!
1本目はふじあざみラインの頂上である
須走口5合目を目指すぞ!
距離:11.4km 標高差:1200m
平均勾配:10.5% 最大勾配:22%
エッ、エグすぎだろうがァァァァァァァァッ!
序盤は勾配10%のどストレートの坂が続く。
まっ マジかい!!
最初からきっついやないか!
右手に 鳥の壁?? と呼ばれる撮影スポットが現れるあたりで少し勾配が緩くなる。
あれ?思ってたより大したことないねー!
って、3人で談笑をしながら登る。
楽しくて仕方なくてスーパーハイテンションに
なってしまった つのだ
3PEAKSを連呼し、Perfumeの自己紹介風に登る予定の3つの道を口にしている。
あざみ です!(ふじあざみライン)
スカイです!(富士スカイライン)
スバルです!(富士スバルライン)
3人合わせて、3PEAKSです!
ん?(´・∀・`)聞き取れない
ただのキチガイのようだww
だんだんと斜度が上がっていく!
大したことない って言ってたヤツ誰だ!
むっちゃきついじゃないか(´ ゚ω゚`)
これがふじあざみの馬返しである。
そりゃ、馬も登れませんわ ひひぃーん
手元のサイコンに目を向けると勾配の表示が
13~17%をウロウロしていた。
サイコン壊れたかな?17%以上しか表示されない。
一瞬だけど20%も超えたぞ?お?
時速3~4kmでなんとかペダルを回しながら前に進む。足つきしてたまるかァァァァァァァァァァァァ!
横ではりょうちんがS字を描きながら坂を登っていた。きついんごぉぉおおおおおお!!
とか言いながら、写真を撮る余裕はあったようだ(笑)
馬返しがあまりにも辛くて、弱音?をあげるつのだとりょうちん。つらく苦しい境遇に追い込まれると大切な人の癒しが欲しくなるもんです。
というか、自分たちで企画して登りに来たんだけどね。つらいンゴおおおおおおお!
あとは頂上へ向かうだけ!といっても、まだ5kmあるらしい…。道の端っこに立つ看板が残りの距離を示している。5km 4km 3km 2km 1km
地味につらいww 現実を突きつけてくる看板くん。
ハァ ハァ なんとか登り切ったー!!
先に登頂を果たしたクライマーのいなばが余裕の表情でカメラをこちらに向けていた(笑)
ふじあざみラインを登りきり振り返ると
そこには…絶景が待っていた!!
雲海より高いところまでロードで登ってきたんだ!
こんな爽快なことが他にあるだろうか。
富士山須走口五合目
ここがふじあざみラインの頂上だ!
売店があり、登山客がいる。
売店のお兄さんが陽気に話しかけてきた。
「お兄さん達自転車で登ってきたの?凄いねー!
せっかくだし、名物のこけももソフトを食べていかないかい?」
おれには、ポケモンソフトって聞こえた(笑)
売店のお兄さんが勝負(営業)をしかけてきた!!
名物!?ソフトクリーム!?そりゃ食べるよ!
つのだ 達は ちょろかったwww
うんまい!初めて味わうけど、んー ラズベリーの味を薄くしてさっぱりさせた感じかな!
おまけに椎茸茶 と ふじあざみライン ステッカーを貰えた!!
この椎茸茶は物凄く美味しいから、
お土産に買って帰ることをオヌヌメしておく。
ふじあざみライン ステッカーは自転車で登頂すると貰えるようだ みんなもチャレンジしてみてね!
ダウンヒルは気をつけよう。売店のお兄さんが言うには、ふじあざみラインのダウンヒルで鹿に激突して自転車が大破した人がいるらしい。
そんな馬鹿な?と思ったけど本当だった。
ダウンヒルをしているとき、85km/hで下るりょうちんの目の前を鹿5匹が横切るハプニングが起きる。
┗┻━( ・`ω・´)┻┛鹿だぁーーー!!
┗┻━( ・`ω・´)┻┛┗┻━( ・`ω・´)┻┛
┗┻━( ・`ω・´)┻┛┗┻━( ・`ω・´)┻┛
接近する前に気づいてたから、早めのブレーキで回避できたけど突然視界に鹿が現れたら大惨事になってもおかしくないと思ったよ(笑)
下りのどストレートは体重53kgのつのだでも空気抵抗を減らせば約80km/hが出てしまうほどだから気をつけて~ 風がムチのようになって身体を襲ってくるよ(笑)
ヒルクライム好きなら一度はふじあざみラインに挑んでみてはいかがだろうか?
爽快なダウンヒルを体感した3人は充実感でいっぱいだった。3PEAKS楽しかったなー!帰ろうって…
あれ(´ ゚ω゚`)?まだ1PEAKSしかしてないぞ?
なんだこの疲労は!?
次に目指すは富士スカイライン!
2本目は富士スカイラインの頂上である
富士宮口5合目を目指すぞ!
距離:16.5km 標高差:1200m
平均勾配:7.3% 最大勾配:10.5%
ふじあざみラインに比べれば、常識外れの激坂もないし、勾配の変化が少ない 登りやすい道だな。
だけど、富士スカイラインの入口に辿り着くまでに11.5kmのヒルクライムがあるなんて知らなかった(´ ゚ω゚`)
そう、実際は陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地から登りが始まるんだ。その距離は28km 標高差は1650mに達する。
エッ、エグすぎだろうがァァァァァァァァッ!(2回目)
終わらない坂はじわじわと体力を奪っていった。
平均勾配6~8%は当たり前で変わらぬ風景が永遠と続く。真夏の照りつける太陽と蝉の声。全身が汗でビッショリだ。ボトルの中の飲み物が徐々に減っていく。
意地でも足つきしない その一心で耐えた。
長い坂が終わりようやく勾配が落ち着きをみせる地点を発見!どうやら、右側にある坂は御殿場口新五合目へと向かう入口らしい。
ここでひと休憩をした後、3人は富士スカイラインの入口へと向かう。トンネルを超えた先も登り坂という残酷な現実に直面したつのだは下を向きながら淡々とペダルを回した。
富士スカイラインの入口へ先に到着していたいなばとりょうちん 2人はまだまだ快調のようだ。
一方のつのだはこの時点で足が死んでいた(笑)
べっ、別にあんたたちになんて千切られてないんだからね!!うっ、500mは離れてたよ、不覚だった。
富士スカイラインは一定ペースで登ってたら楽だった。(TAKERU談)
平均勾配7.3%は楽には走れないけどなあ(笑)
これだからクライマーという生き物は(´<_` )フッ
登るペースは3人ともバラバラだったけど、富士スカイラインも登り切ったー!!記念撮影でロードを持ち上げるのもヘ(゜ω、゜)ノ~〜〜ヘロヘロ-ン♪
これで2PEAKSだ!
道中に補給ポイントが見つからなかったから、3人ともお腹ぺこぺこ 獲得標高も2750mに達し、足も動かない状態になっていた。
850円の生姜焼き定食 インスタントだけど標高2300mで食える飯があるだけでありがたい!
ご飯を食べ終わった時点で時計の針が15時を回っていた為、今回は3PEAKSを断念することに決めた。
悔しい。だけど、3PEAKSを達成するにはまだまだ登坂力が足りないことは明らかだった。
悲しみを胸にダウンヒルを始めた直後、雨が降り出した。標高が高いから前方から迫る雨雲を突っ切るような体験もした。あれは不可避だww
頂上から6.5km下ったところで雨宿り。
叩きつける大粒の雨の中、無理やり下るのは危ないからね。ブレーキをしても制動距離が普段の3倍くらいあった。
やまない雨はない…よね?
次々と試練を与えてくる富士山。
今夜は帰さないぜ?(イケボ) とでも言いたげだ。
僕らはもう帰りたいんですぅぅぅぅ。
びしょ濡れになったサイクルウェアが肌に張りつき体温を奪っていく。
5分くらい雨が止むのを待っていたけど、止む気配がないから強行手段に出て坂を一気に下る。
富士スカイラインの入口にある料金所(自転車は無料)に辿り着き、濡れたウェアを脱ぐいなばとりょうちん。みんな寒くて:( ; ´꒳` ;):ガタガタガタガタ震えてたっけな。
10分くらい待機していたら、さっきまでの大雨が嘘のように止み、太陽の光が射し込んできた。
これで帰れるね((((( ‘ω’)))))
3人は来た道を引き返し、残り11.5kmのダウンヒルを満喫した。
道の駅すばしりに戻ってくると距離が約96km、獲得標高が約3000mになっていた。
本来であれば、距離:約203km、獲得標高約5300mを走る計画だったから、3PEAKSがいかに過酷なのか思い知らされたよ(笑)
またいつか3PEAKSに挑戦してみたい。
これを読んでいる坂バカのあなたなら、3PEAKSを達成できるかも!?ぜひ挑んでみてね(´∀`)